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ズバリ聞きます、F8F対震電。どちらもベストコンディションです。 とーる |
たかつかさ
むらじ
考証面はともかく、話はおもしろい。
どんべ
ささき
対戦闘機戦を主務としてるF8Fには分が悪いのは確かでしょう。
勝井
勝井
質問の趣旨は「エアレースをやったらどっちが勝か?」という質問です。
今勝手に私が決めた。
舞弥
SUDO
もひとつ気になるのはペラの回転方向。右回りのエンジンを搭載した場合震電の推進式プロペラは機体を右に回す方向へトルクを発生させますが、リノの競技コースは「左周回」なのでパイロン旋回で非常に不利です。リノに出場するシーフューリーがエンジンをオリジナルのブリストル・セントーラス(左回り)からアメリカ製の R-3350(右回り)に換装しているのは、スペアパーツ/チューニングパーツの入手容易に加えて左旋回の問題があるからです。
ささき
ささき
Schump
虎ノイ
勝負方法はエアレースではありません。
天沼 俊「戦空の魂」のような状況の戦法...スピードで振り切り、前翼機の利点をいかして戦う.....をつかえば.....。
ちなみにF8Fは最も初期...試作機のぞく....のタイプです。
とーる
つまり震電とF8Fが空戦やったらどっちが勝つかと聞きたいのですか?
もし、そのシチュエイションなら既に答えは上に書かれていますな
SUDO
必ずしも全ての性能で震電が F8F に劣っているわけではありませんが、その差は圧倒的と言えるほどのものではなく、それを空戦に活かして勝利に結びつけるには熟練した操縦技量が必要でしょう。。例えば厚木の赤松貞明大尉は「雷電」で F6F や P-51 を落としたと言われていますが、それは極めて珍しい出来事だったから語り種になっているのです。こんな飛び方ができる搭乗員はそうザラにはいません。それにもし F8F にも超A級ベテランが乗っていたとすれば、震電が有利になるような空戦パターンにはそう簡単に引き込まれないでしょう。
つまり「震電」で F8F と戦うのは P-40 で零戦と戦うようなものではないかと思います。よほど技量に差があるか、あるいは優位優速から一撃かけて逃げ切るかすれば勝てる場合もあるでしょうが、同程度の技量の搭乗員が互角な条件で空戦に入れば、多くの面で F8F の方が有利だと思われます。
ちなみにもし実戦であれば F8F は帰りの燃料を抱えているので重量の面で多少不利にはなりますが、それを言ったら震電こそエンジンの信頼性、過給機性能、冷却問題、低品質燃料、低発射速度・少弾数の機関砲など不利な材料が山積みです。
ささき
勝井
うーん、震電は「対戦闘機用にいじくらない」のが正解だと思いますけど。私が解釈する震電とは「連合軍より非力な空冷エンジンで同等以上の高速を目指す」ために全てを犠牲にした戦闘機です。もし日本にグリフォンや Jumo2130 みたいなコンパクト・大馬力のエンジンがあったら、何も好き好んであんな異様な形状を採用する必要はなかったでしょう。
せっかく色々無理してスピード稼いでいるのに、翼面積増積なんかして速度を落としちゃもとの木阿弥。それでも戦闘機相手にケンカ売るなら武装を 20mm 四門に換装、防弾ガラス・防弾鋼板を外して軽量化、何なら酸素ボンベを減らしペンキも剥がして無線機も下ろす(まるで陸軍の防空隊ですな)。
たぶん F6F や P-38 に対してはスピードだけでも十分有利でしょう。F4U や P51D 相手には戦い方を選ばないと心配。F8F や P51H 相手には同等かそれ以下ですが逃げ切れるかも知れません。でも P47N や F2G 相手だと逃がしてくれないかも、そして P-80 相手なら絶望的。震電とはその程度の飛行機だと思います。あの外見にダマされちゃいけません、所詮は 2000hp 級レシプロ機なんですから。「推進式先尾翼」だからって圧倒的有利にはならないと思います。
ささき