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「世界の傑作機」クラスの資料には「紫雲の搭載カメラ」について触れられていません。 私説として、もしカメラが搭載されていれば、 「機体を捨てても良いから、フロートを投棄して敵機を振り切り、大淀までフィルムを持ち帰ってこい。」 という用兵思想。また、カメラが搭載されていなければ、 「フロートを投棄してでも敵機の中に突っ込み、兎に角敵艦に触接し、「敵艦見ユ」を打電したら後は「ヒ連想」打って撃墜されとけ」 という用兵思想かと推測しています。さて、紫雲には航空写真機が搭載されていたのでしょうか? 無頼庵 |
このように写真撮影を行ない、フィルムを持ち帰り、現像後に検討するという行程を踏んでいては艦載偵察機は仕事になりません。水偵の仕事は電信による「第一報」及び「敵位置の確定」にあります。写真撮影は二義的なものでした。
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また、用兵と造兵、兵器開発は本来同じ方向を向くべきものなのですが、日本海軍の場合用兵側と造兵側の間にいくらかのギャップがあるようです。例は諸兄御存知の通り。
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