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初心者質問で申し訳ありません。 航空機には、高翼、中翼、低翼の翼配置がありますが、そのメリット、デメリットはどこにあるんでしょうか?。空力的にはどれが一番優れているのでしょうか。 お願いします かとう |
まず高翼は、その後(軍用機では)廃れたことからも余りよい配置ではありません。その最大の理由は視界の問題と、翼を支える支柱が必要となるため、空力的にも好ましくないためと考えます。
第二次大戦では中翼より低翼の方が良いようでしたが、
これは紫電と紫電改との関係から類推できますが、
脚の長さを短縮できるため、折りたたみ機構の簡便化が図れ、
信頼性向上と部品数の減少(すなわち整備性の向上)に寄与したものと思います。
それぞれの空力的メリットは僕にはわかりません。
他の方お願いします。
勝井
また、大戦機には中翼の機体も多くあり(しかも人気があったりしますね)、中翼でも脚の短い機体も存在します。
空力的メリットとしては中翼が頭一つ有利なのでしょうが、warbirds達のデザインは空力より「胴体をどう利用するか」が問題であると言っていいのではありませんか?
BUN
少し視野が狭かったようです。
失礼。
勝井
高翼機は、旅客機の場合、下の景色が良く見えるというメリットがあります。フォッカーのF-27とその後継シリーズのようにこのためわざわざ縦長の窓を付けいる例も。また、地上での姿勢が低いので空港ビルから離れた所に止めた時、自前のラダーの展開だけで乗客が乗りおりできます。デメリットはエンジン音がやかましい。また、人によっては高翼機は気分が悪くなりやすいといいます、翼にぶらさげられて揺さぶられるからだそうです。
SHI
横安定性は高中低の順に優れていますが、胴体が翼幅に比べて低い場合はあまり関係なくなります。
脚の収納という点では、低翼にすれば引き込みスペースと安定性(短足ワイドトレッド)の点で有利ですが、単発プロペラ機のようにトルクの影響を受けやすい場合や艦上機以外はそれほど気にしなくていいようです。
現代のジェット戦闘攻撃機においては、翼下パイロンへの搭載作業のしやすさから、高翼〜肩翼(中翼より高いが、翼面の上に胴体があるにはある)にすることが多いようです。
また、軍用あるいは小型の輸送機が高翼配置にするのは、積み下ろし時の機体への接近しやすさと、エンジンを高い位置において不整地飛行場での異物吸い込みを防止するためです。
Schump
Schump
水平尾翼を主翼より低くしたい(タックアンダー対策)もあると思います。
たかつかさ
たくさんのご回答ありがとうございます。やっぱり航空機にこれがベスト、という物は無いんですね。与えられた仕事と状況でこういうのも選択していくと言うわけで。
個人的にはレシプロなら低翼機(ゼロ戦ですね)がすきなのですが。
かとう
接地前には『地面効果』というものが働き、主翼からの吹き降ろしが地面との間に空気のクッションを作るのですが、低翼機の方がこれが良く効きますので、高翼機ほど気を使わなくてもソフトな接地が出来ます。
MITTU
taka
ハインケル博士(だったと思うんですが・・・)は、
低翼にすれば,翼の付根と床という強度を必要とする部分が
重なるので,重量の点で有利になる,という話で,
総金属製・低翼単葉機を主張してましたね.
多分第1次大戦の終わり頃のことです.
ろーえん
BUN
まなかじ
で、空戦すると、どっかでチャリーンとかカラカラと音がして
「あ〜なんかも、すっげー気になるっ!帰ったら絶対探してやるっ!」
と生還への強い決意が生まれ、結果的に生還率が高まるんでしょう
SUDO
ささき
零式支援戦闘機
BUN