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666 米軍のテストで疾風が689キロ出したそうですが、烈風はどうだったんでしょう?
疾風怒濤

  1. そもそも「飛べる烈風」を米軍は接収できなかったはずです。
    現存写真ではプロペラ等が欠けた状態ですので、接収したとしても飛ばすまでには結構手を入れなければならず、かつ見るからに技術的に見るばきものがない機体なので、結局放置されたものと思われます。
    もし、完全体(+スペアパーツ)であれば特に革新的な機体ではなくてもテストしたでしょうし(まさに疾風)、革新的な機体であれば直して飛ばそうともしています(震電(結局駄目)、キ83等)。
    Schump

  2. ならば、仮に烈風をアメリカの良質な燃料と整備条件で飛ばしたら、
    どの程度の性能を発揮したのでしょうか?
    勝井

  3. たぶん、「日本側のデータよりは良いが、疾風ほど極端ではない」だろうと
    思います。

    別の言い方をすると、
    「ハ45装備のA7M1はかなりの向上が有得るが、
    ハ43装備のA7M2はそれよりは小さい」
    だろうと思います。

    と言うのは「みつびし航空エンジン物語」(アテネ出版)の設計者の
    回想録によれば、三菱ハ43はオクタン価92に対して設計されているからです。
    もちろん設計値よりもONR(オクタン価要求値:これより低いと機嫌を損ねると言う値)が高くなってしまうのはありがちなことです。
    ただ、100オクタンを前提にした設計のハ45よりはまだ
    ONRが低いだろうと思います。

    そして、ONRを越えた値の燃料を与えても出力は上がりません。
    (改造すれば別です)


    たかつかさ

  4. 補足:米軍には接収した各種日本製エンジンを、いろんな
    燃料で動かしてみたデータはあるのでしょうか?
    それがあれば各エンジンのONRの見当がつくのですが……。

    さらに補足:ONRを越えた燃料を入れて出力があがることもあります。
    個体差に埋没する程度のものですが……。

    たかつかさ

  5. うろ覚えですが,ハ−40のエンジン出力米軍測定値を,確か去年の「丸」で見たことがあります。91オクタン燃料で1162馬力/離昇,95オクタン燃料で1260馬力/高度2000か3000MにおけるWEP ONの状態
    フッフール

  6. よく出てくる烈風のスペック627キロというのは弾薬満載、燃料2/3の状態ですよね?
    だとしたら米国風に計ったら多分650は出たのではないでしょうか?
    Alphabeta

  7. ↑良く聞くのですが、米軍の測定条件はそんなにも有利な
    (あるいは、非実用的な)ものなのでしょうか?
    ただ、私は米軍の測定条件について知りませんので、どなたか
    ご教示くださいませ。

    零戦の米軍データが日本側データよりも低いことと言い、
    さほどの変りがあるとは思っていないのですが……


    ちなみに、プロペラ効率が同一であると仮定するなら、
    627km/hと650km/hとでは所要馬力が
    11パーセント違います。
    空気抵抗面積で言うと……すみません、眠いので
    どなたか計算してください^^;



    たかつかさ

  8. 測定条件ですが
    実質同じのはずの英国用マートレットと米国F4Fを比較すると
    計測高度が多少低かったり、発動機が異なるのですが
    1830-90も1820-40も1段2速で与圧高度もほぼ同じで馬力も同等です
    性能差は殆ど無いと見てよいと思いますが、こんな数字です

    F4F-3A 自重2366kg 全備3119kg 502km/4880m R1830-90
    Martlet1 自重2217kg 全備2750kg 492km/4570m R1820-40相当
    Martlet2 自重2424kg 全備3407kg 472km/3960m R1830-90相当
    Martlet4 自重2619kg 全備3585kg 480km/4270m R1820-40相当

    -3AとM1は計測高度が近い
    -3AとM2は発動機同じ
    米海軍は英海軍よりは甘い計測なんではないかと思います
    もっとも、M1とM4は同じ発動機でこの数字ですから
    英海軍も全備状態からは離れている可能性は有りますね

    英空軍がP-39を導入して文句つけたら
    英軍より1t軽い状態で計測したと弁明したそうですから
    P-39Dの、自重2480、全備3723から考えると、両者の計測条件が想像できます

    オマケ
    疾風の624kmの計測条件は判らないのですが
    試作4号機が631kmを出したときは、ブースト+350、高度6120m、重量3794kg
    ちなみに疾風は自重2698kg、全備重量3890kgです

    SUDO

  9. ・キ−83(ハ211ル)が大幅にスピードアップしていること。
    ・わりと調子の良かった火星を搭載した雷電も大幅にスピードアップしていること。
    などから、720Km/hは確実でしょう。(勘です。)
    だったら、震電なんかすごいでしょうね。
    P47NやP51Hなど問題にならんでしょうね。
    スピロヘータ


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