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WW2当時の英空軍の(水平)爆撃照準器は、どういったものだったのでしょうか?(ヤーボやモスキートはOPLの射爆照準器なのでしょうが…。) H2s照準レーダーの話ばかり(夜間爆撃が主だったので当然か)で、照準器のことがわかりません。 まなかじ |
「SABS」、「Mk\」とその改良型の「MkXIV」がありました。後者2つのものはもともと
アメリカの「ノルデン」、ドイツの「Lotfe」、イギリスの「SABS」とは原理が異なり、そ
の原理が比較的簡単なためそれまでも世界的に広く使われた方式で、各種データから
複雑な計算をする必要がないため、アナログコンピューターを必要としなかったので
すが、リアルタイムのデータ変化に対応できないためジャイロ安定装置をつけてアナ
ログコンピューターを使用したのが改良型の「MkXIV」だったようです。1942年後半に
はランカスターに搭載され、これは改良され続けて戦後もしばらく使われたといわれ
ています。
私も日本ではH2sやノルデン、ジャイロサイトK-14の話ばかりが流布され、そのほ
かの研究が欧米に比べておろそかにされている現状には大いに不満があります。手前
味噌ですが、拙書「航空機メカニカルガイド1903-1945」(新紀元社)にそのあたりのこ
とについて少し書いてあります。
国江
「航空機メカニカルガイド1903-1945」(新紀元社)、色々
と勉強になりました。ありがとうございました。
takukou