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658の質問に関連します。「神風特別攻撃隊」は、何時から「しんぷう」でなく、「かみかぜ」と呼ばれるようになったのでしょうか?これも、米軍が「カミカゼ」と呼んだ(アメリカ人が発音すると「カマカジ」と聞こえます)のが、戦後日本に広まったのではないかと思うのですが。御田重宝「特攻」には、戦争中から「かみかぜ」と呼ばれていた、という記述があったと記憶(うろ覚え)しており、いまいち自説に確信が持てません。 Sampon |
BUN
「神雷特別攻撃隊」の「神雷」は「じんらい」と読むのですか?それとも「しんらい」?それとも、もっと別の読み方が??
気になります。ご存じの方、お願いします。
プリンケプス
たけっち
ずっと気になっていたので、すっきりしました。
プリンケプス
さらに、ご質問です。
1つ目:「零戦」の読み方のコーナーで書かれていたように、当時の新聞では、漢字にルビがふられていたとのこと。神風特別攻撃隊(しんぷうとくべつこうげきたい)というようには新聞で表記されなかったのでしょうか。また、当時の重要なメディアとして、ラジオとニュース映画がありました。ラジオや映画のアナウンサーは、ニュース原稿を「しんぷうとくべつこうげきたい」と読んだのではなかったのでしょうか?それでも、世間一般では「かみかぜとっこうたい」と呼ばれていたのでしょうか。
2つ目:「神風特別攻撃隊」という名前について。この名称は、(猪口力平、中島正共著などで)二〇一空の特攻要員が、「神風隊という名前を賜りたい」と大西中将に願い出て許されたことになっていますが、これは本当でしょうか?大西中将が独断で特効を決定したとの説が虚構だとするとこのエピソードも怪しく、中央の誰か、源田大佐あたりが出所のように思えます。この件に関する考えをお聞かせください。
Sampon
神風は基本的に陸軍機ですから直接の関係は無いと思います。駆逐艦の名前にしても「かみかぜ」と読むのが当たり前だったことを示しているのみ、ではないでしょうか。
源田実の件は確かに臭いようなきがしますね。台風攻撃隊とか、何しろ「風」が好きな様ですから。当然T攻撃部隊のタイフーンも荒天でも攻撃できる攻撃隊、との意味と、来寇する敵を打ち払う神風としての意味が掛けてあったのでは、とも思います。
BUN
小渕首相を「おぶち」と言わずに「こぶち」と世間で言ってたら
「小渕というのは政府ではオブチに呼ぶ…」てな具合になるんじゃないかな。
源五郎
すごい!BUN様のところには昭和19年の新聞がとってあるですか?東京の私の実家は、20年5月25日の空襲で焼けてしまって、疎開に間に合ったわずかなものしか戦前のものは残っていません。当時の新聞で「神風」にルビがふってあるか、ぜひ確かめてください。
源五郎様の、豊田長官の回想のお話、大変説得力がありました。だんだん胸のつかえが取れてまいります。「ホントは、しんぷうとっこうたいなんだぞ!」と叫ぶ必要があるくらいに、「かみかぜ」が一般的だったんですね。ワープロでいくら「しんぷう」を変換しても、新風しか出てきませんし。
Sampon
豊田長官の回想の話が出ましたが、台湾沖で母艦航空兵力を使い果たしたと言われるが、もともと技量の低いものなので関係ない、等少しがっかりするような記述が幾つかあり、読後の印象の悪い本です。
BUN
でも、それにしては当時のことをホントに良くご存じですね。
Sampon
他の特攻隊関係の本に引用されてたから、たまたまその部分を読んだだけで
BUNさんの言われるような内容だと、当時の海軍上層部がどう考えていたか
参考になりそうで、覚悟して一度読んでみたい気になります。
源五郎