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もし宜しければ教えて下さい。 B-29の実用上昇限度を与圧機構が付いてるので、かなり高い高度を飛べると思いますが・・・限度の高度が分かりあせん。
旧日本軍のキャノピーに使われていた、ガラスの素材なども分かれば教えて下さい。
よろしくお願いします。 文次郎
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- とりあえずキャノピの材質について書くと、強度が要求される前面遮風板(正面の平たい部分)は合わせ強化ガラスで現在の自動車に使われているのと基本的に同じ。零戦の場合は6mmの物を3枚合わせています。他の曲率のついた部分はアクリル樹脂。当時は開発したドイツのレイモントハウス社の商品名からプレキシグラスと呼ばれていました。製造はどちらも旭硝子鶴見工場がほとんどだったようです。
舞弥
- 基本的には「実用上昇限度」というのは上昇率が0.5m/sになる高度(上昇率が0になる高度が「絶対上昇限度」)になるの事を指すので与圧があるかどうかは関係ないです。でもそれとは別に運用上高度の限度が定められている場合も多いので、質問はこちらの事ですね(当たり前)
B-29は分からないので他の人お願いします。(じゃあ出てくるな)
舞弥
- 有難うございます。
文次郎
- 便乗質問しちゃっていいでしょうか?(^^;;;;;
性能表上のB−29の実用上昇限度は「9,725m」とかになってるんですが、それでは日本のパイロット達が言ってる「来襲高度10,000m」ってのはどういうことなんでしょうか?別に「今日は9,000m」とかいう記述も見かけますので、「10,000m」は掛け値なしに「10,000m」だと思われます。実用上昇限度以上の高度で編隊飛行が可能だとはとても思われないんですが・・・。
このへんのカラクリをご存じの方は教えてください。
胃袋3分の1
- 米軍側の記録では各空襲のB29の攻撃高度は高々度精密爆撃を実施していた際にもほぼ8000m前後です。また、偵察型は10000mより高空を飛行していたとされています。「10000mのB29」というのは初期の偵察飛行の邀撃失敗の印象が強く残っている為なのではないでしょうか。攻撃前に前上方か後上方に占位した自機の高度が10000mなのではないかとも考えられますが。
BUN
- かなり正確な測距儀を装備し、電探射撃も実施していた高射砲部隊の記録をざっと漁ってみましたが、やはりB29の来襲高度は通説より低く、米軍記録とよく対応するようです。1万メートルと観測された日は悪天候のためやむを得ず雲上飛行をしていたと想像できます。また、一万メートルの敵機を「見えない敵」としていますので実際には視認が難しい場合が多かったのではないでしょうか。
ちなみに高高度射撃の秘密兵器として流布する久我山の15高の戦闘は8100メートルと観測されています。まったく一万メートルなどではありません。
BUN
- なるほど〜、10,000mは間違いだったわけですね。いやいや、長年の疑問が氷解しました。BUNさん、ありがとうございました。m(_'_)m
胃袋3分の1
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