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以前、白菊特攻隊の回想記(書名は忘れた)を読んでいたとき、特攻出撃の時は エンジンを普段のアルコール用から、ガソリン用に積み替えたという 記述がありました。 白菊のエンジンは天風21型だったと思いましたが、これにアルコール用と ガソリン用の2種類があったのでしょうか? 源五郎 |
思います。実際零戦に使って見たところ、思ったより使えたそうです。
3番爆弾
エンジンの積み替えについてですが、アルコール燃料の使用には調整が必要だったものの、本体を交換する程のことは無かったのではないでしょうか、それともアルコール燃料の使用による腐食が進んだ為に実戦使用に耐えなかったのかとも考えられますが。
また、特攻出撃時のガソリン使用への切り替えの理由は恐らく、速度向上等の目的ではなく、アルコール使用によって燃費が極端に低下する為に必要な航続距離が得られなかったことによるものと思います。
BUN
1.シリンダーに過冷却が起こるのを防ぐためにシリンダー頭部をアスペクトで保護しなければならなかった。
2.燃料系統の部品、特に銅合金製の部品の腐食が早くなり、他の金属材料を使わなければならなかった。
3.一般的に始動が困難になった。このため通常の航空ガソリンを始動用に使う必要があり、それを入れる小型タンクが必要になった。
他にもあるけど直接関係しないので省略します。で、私もBUNさんと同意見なのですが、もしかしたら天風クラスのエンジンなら部品や補機の交換だけでなく、エンジンそっくり換えてしまう可能性もなくはないと思います。日立での生産数が21型と31型を併せて7092基、以外に余裕があったんじゃないかと。
舞弥
源五郎
BUN
ぱんてる
ぱんてる