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523 Me262Aの主翼が後退翼になった理由について、後退翼理論の応用とする説と主翼の重心位置をなるべく後部にずらすためという説のどちらが本当でしょうか?構想だけに終わった発展型は45度の後退翼だし、A型の設計段階でも後退翼理論を知らなかったはずはないだろうが、後退角が浅く(特に後縁)直線翼の変形のような感じで、後退翼による空力効果を狙った設計なのか疑問に思えてしまいます。
アリエフ

  1. (補足)本や解説者によっても異なりますね。例をあげれば、後退翼理論応用説が「航空機メカニカルガイド(新紀元社)」、重心位置説が航空情報2000年1月号の記事。
    アリエフ

  2. 純米大便乗質問(選択肢追加)。「下方視界確保説」というのまであります。なんでも超絶的な速度を活かした一撃離脱の目標発見や、高い着陸速度に対応した接地点の見切りの便を図ったとか。98直協も偵察とSTOLゆえの深い着陸降下角度に応じた視界確保を想定して前縁を後退させているのでありえない話ではないとも思うんですが。
    Schump

  3. >主翼の重心位置をなるべく後部にずらすためという説

     重心位置が後退してしまって、それに対応するため後退角をつけ、
    揚力中心を後方に移動した説、の間違いじゃなかったっけ(自信無し)

    >後退翼理論の応用とする説

     空力にこだわって楕円翼を採用しつづけたハインケルが、He280に
    直線翼を使ってるところから見ても、当時は「後退翼の方がいい」と
    言える、確固たる根拠はなかったのではないでしょうか。
    「後退翼理論採用」には素直にうなづけないものが有ります。

     最初は失敗のリカバリーのために後退翼になってしまい、量産が
    進んだ後になって「後退翼の方が絶対的にいい」、「設計の手法は
    これだ」ということになって、発展形で後退翼45度の主翼が
    生み出されたのでしょう。

    SADA

  4. 補遺。He280は楕円翼です。直線翼はHe178の2号機(飛行試験許可されず封印)です。
    Schump


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