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514 今回の事故でもありましたがベイルアウトしても搭乗員が死亡する場合とはどういう場合ですか?またどれくらいの確立で起こるのでしょう?
SS

  1. これは、ちょっと下の質問にある、「エア・レスキュー」に質問した方が
    適切な答えが返って来ると思います。
    SADA

  2. ↑今あそこで聞くと「関係者」の方がいやな思いをされるかもしれないので簡単に書いておきます。
    1、パラシュートが開かなかった。←これはそのままですね。
    2、射出座席が十分な高度に達しなかった。←パラシュートがきちんと開くにはある程度の高度が必要です。
       T33に装備されているかは寡聞にして知りませんが、「ゼロ・ゼロタイプ(?)」と呼ばれる射出座席があります。
       これは高度0、速度0の状態でもパラシュートがきちんと開く高さまで搭乗者を打ち上げる物です。
       これでも機体があまり傾いていると十分な高度に達することが出来ません。
       (この点旧ソ連製の射出座席の優秀さは、航空ショーで起きた事故で実証済みですが(^^;)
       もしT33の座席が「ゼロ・ゼロタイプ」でないとしたらこうなる可能性は高いと思います。
    3、なにか障害物に当たった。←何に?といわれても困りますが着地点に尖った杭が上を向いていたりする可能性もあるわけで。

    このような物でしょうか?  
    確率についてはわかりません
    最後になくなられたパイロットのお二人のご冥福をお祈りします。                    
    まぐまぐマグロ

  3. >↑今あそこで聞くと「関係者」の方がいやな思いをされるかもしれないので

    そうですね。考えが浅かった(--;;

    そこからリンクされているページからちょっと抜き出すと、
    1.射出に成功するのが80%、その中で再び飛べる人が50%ぐらい
    2.通常の射出座席では、「100kts以上、高度1000feet以上、上昇姿勢」が最低条件
    3.600kts以上で射出された場合、手足がバラバラになる
    4.高度50000feet以上で射出された場合、急減圧と酸欠と低温で息を引き取る

    などとあり、ベイルアウトする事自体が既に危険な行動のようです。
    もっとも、しなければ100%死にますので・・・。

    SADA

  4. >↑今あそこで聞くと「関係者」の方がいやな思いをされるかもしれないので

    ちょっと除いてきましたが、同様の心配をしましたので、あえてあちらでは質問しませんでした。こちらで答えてもらって助かりました。ところで以前の航空ショーでは垂直に近い機体から更に斜め上方に射出されていたように見えますがゼロゼロタイプには機体の傾きを検知するシステムがあるのでしょうか?またシートベルトをしているのにシートとパラシュート(パイロット自身)が別離するのはどういうしくみですか。(あのシートはどこへいくんだろう?)


    ss

  5. T−33は旧式なので、射出座席はゼロゼロ式ではないです。
    Su-27やMiG-29用のロシア製射出座席なら、助かった状況かもしれません。
    KATOU

  6. ↑↑あれは、そもそもシートベルトではなくパラシュートのハーネスなのです。T-33やT-1までの機体では第二次大戦機と同じようにパイロットがそのまま装着していましたが、より新型の機体ではパラシュート自体は座席内に収容され、パイロットはハーネスだけを着用して搭乗時に座席側に付けられたバックルでハーネスと座席を結合します。
    ハヤブサ

  7. 更に正確に言うと、パイロットは座席自体とではなく、パラシュート及びサバイバルキットと結合されていて、それらが更に座席と結合されているのです。
    飛行中は、パラシュート収容部(シュートパック)は座席のヘッドレスト、サバイバルキットは座席の座布団部分として使われていて、射出後は開傘時に座席側の板バネでパラシュート収容部と座席が分離されます。
    ハヤブサ

  8. 話を戻すと、射出座席開発時に想定した速度や高度あるいは機体姿勢の範囲外での脱出は不可能なのです。速すぎても遅すぎても、高すぎても遅すぎてもだめ。背面で低空だと絶望的。
    こうした運用範囲を広めたり、開傘までの時間短縮をはかる努力はは常に行われているはずですが、ゼロゼロ式以降は大きな進歩は、少なくとも西側ではありません。完全開傘までの所要時間で言えば、T-33の時代が約4秒(高空)から約6秒(低空)なのが2〜3秒に短縮されていますが、最近のロシア製射出座席がそれよりはっきり勝っているのは皆さんご存じの通りです。
    ハヤブサ


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