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航空機で、機首から機関銃を撃ってもプロペラが平気なのはどういう仕組みなのでしょうか? はるな |
これらシステムが無いときは推進式プロペラにするなどされていました。
たまに二次大戦時でも同調が外れてプロペラに穴があいたりした事もあります。この場合20mm弾は致命的だそうです。
J
JIS
にゃう
「機銃弾道のところにプロペラがきたときに弾丸が発射されないようにする装置」
プロペラと一緒に回るカムを介して機銃をコントロールします。
グリーンアロー出版社の「(図解)世界の軍用機史」P41に簡単な図があります。
ミュンヘンのドイツ博物館にはシュパンダウ機銃と共に実物が展示されてます。
KI-100
isi
Qwerty
Schump
isi
SHI
連続発射で機関銃身が過熱して、引き金を引いてなくても暴発しつづけている状態だとプロペラに当る危険性が高まるそうです。
「大空のサムライ」に有りました。
ところで連続発射しすぎて止まらなくなる現象を再現してるフライトシムって有るのでしょうか?
J
私もこの記述は見たような気がします。佐貫亦男氏の「ヒコーキ野郎」とかいう本だったような気がするのですが、なにしろ十数年前の記憶なのでハッキリしないのですが。
この本、小学校の図書館においてありまして、昼休みのたびに何度も何度も見かえした、私の「原点」とも言える一冊なのです。件の同調装置については「フォッカーの懲らしめ」という言葉とセットで出てきてました。
複葉機から一次大戦(ブルーマックスの話もあったり)、二次大戦とレシプロ戦闘機一代記のような本だったと記憶してますが、どなたか詳しい事ご存知無いですか(便乗質問失礼)
revi
機関銃には「まず装填しておき、引き金を引くと撃鉄が落ちる」クローズボルト発火方式と、「引き金を引くとまず装填が行われ、装填完了と同時に撃鉄が落ちる」オープンボルト発火方式があります。
前者は発射→射撃の遅延時間(ラグ・タイム)が短く、同調機銃向きです。後者はコックオフの心配がないのですが、ラグタイムが長くバラつくので同調機銃には使えません。
イギリスのブローニング.303 がすべて主翼装備なのは、コックオフを避けるためオープンボルト機構を採用したからです(原形はクローズボルトだった)。
同じブローニングでも米軍 M2 Cal.30 および Cal.50 はクローズボルトです。P-35 あたりまでは機首に同調式の .30 と .50 を1挺づつというのが米軍戦闘機の基本武装でした。大戦後半に全て主翼装備になったのは思想の変化でしょう。
ドイツの MG151 系列もクローズボルトで同調できます。しかも弾薬が電流撃発式なので、油圧管やピアノ線ではなく電線とスイッチで同調機構が実現できる優れものでした。Fw190 が主翼付け根に同調式 MG151/20 を載せて平気だったのは電気式の利益です。
日本海軍のエリコン 20mm はオープンボルトで同調できません。日本陸軍ホ5はクローズボルトですが弾薬に問題があり、しばしば暴発を起こしたようです。
ささき
ささき
BUN
P-51 の原形機 NA-73 の設計開始(1940/4)は丁度過渡期にかぶさりますので、あの機首下面の同調機銃は転換期における盲腸みたいなものでしょうか?
一方バトルオブブリテンは 1940/7 からですので、ハリケーンの戦訓云々はあまり関係なさそうです。同調主力から主翼装備への転換は、エンジン馬力の向上→機体の大型化・強靭化→搭載銃・弾薬量の増加という必然の帰結だったのかもしれません。
ささき
Schump