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捕獲した零戦などの塗装を見たアメリカ軍はその仕上げを高く評価したという話を聞いたのですが本当のところはどうなのでしょうか。手元の資料で調べてみた限りでは日本機はプライマー塗装の上に上塗り二〜三回しかしていないようですがこれで実用上支障はなかったのでしょうか。また他国の場合はどのような塗装法で仕上げていたのでしょうか。 ketzer
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- 日本機の塗装については、個々の機体の写真をよく検討してみて下さい。塗料の剥離の激しい機種とそうでない機種が顕著に分かれています。零戦は塗装のハゲの少ない代表ですが、中攻は戦争初期でもひどく剥げています。紫電もハゲの多い機種ですよね。また、疾風など陸軍戦闘機のハゲも顕著です。ハゲの目立つ機種は下塗りが施されていない機種、零戦、水上機等は下地塗装が念入りに施されている機種です。これらは塗装未完の機体の写真からも判ります。
ですから、日本機の塗装一般、ということでは括りきれない問題なのです。また塗装法についてはスケールアビエーションに黒須吉人氏の連載があるので、バックナンバーを当たると良いと思いますよ。
BUN
- 柳田邦男著「零戦燃ゆ」にその記述があります。特に塗装が薄いことに驚いたとの事ですので一致してますね。柳田先生はもと新聞記者だった事もあって、自らの足で綿密な調査を実施した上で文章を書きますから信頼に値すると思います。
Qwerty
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