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489 最近のジェット戦闘機によく見られる先尾翼のメリット,デメリットを教えて下さい。
フッフール

  1. メリット
    ・先尾翼も揚力の一部を負担するため、機体全体でみたとき、翼面積を
    減らす事ができる。翼面積を維持するなら、より多くの積載を可能とする。

    ・先尾翼と主翼を積極的に干渉させ、失速速度を低下させる事ができる。
    結果、滑走距離を短くできる。ビゲンとかグリペンもそうですね。

    デメリット
    ・重心位置が、機体を支える箇所である主翼取り付け位置と、
    先尾翼取り付け位置との中間になり、胴体に強度が必要になる。

    SADA

  2. グリペンとか、ラファールとか、タイフーンとかを先尾翼と言うのはどうかな? 旧 Ans.Q の 質問854 の7番目の回答。これが一番の理由ですね。
    (N)

  3. ↑質問854番を読みました。便乗質問になってしまいますが普通の先尾翼とカナードなる物の違いとはなんでしょう?
    フッフール

  4. すばらしい回答が前に載ってたんですね。

    >グリペンとか、ラファールとか、タイフーンとかを先尾翼と言うのはどうかな?

    そうですね。先尾翼とカナードは似て非なるものだと
    思います。私の書いた2番目のメリットは、むしろ
    カナードにあてはまりますね。

    SADA

  5. >3 カナードと先尾翼の違い

    先尾翼はただ単に縦操縦を受け持つもの、
    カナードはむしろ主翼と空力的に干渉させて、
    主翼の特性を補うためのものと認識していますが。・・・違ってるかな?
    SADA

  6.  用語としては、先尾翼は全てカナードです。正確には「普通の先尾翼」と「クロース・カップルド・デルタ(CCD)」の違いです(慌)。先尾翼の後流を主翼に積極的に這わせることで主翼の気流剥離を防ぎ、失速を遅らせる効果がCCD固有のものです。
     デメリットに追加。先尾翼機一般の性質として、どうしても主翼の空力中心・空力平均翼弦より前に重心が来ること、また、デルタ翼は一番翼幅の大きい(機軸と直行する)帯より相当前に空力中心があることをあわせると、「重心周辺の面積」が少ないため、ハードポイントの数が増やしにくいことがあります。ただし、最近はCCV概念の適用やFBWの発達によって、重心を空力上の常識からずらしたり、空力中心の大きな移動による調整を行うことでカバーしています。また、Su-35系列のように、主翼の前後に「尾翼」をつけることで、主翼の空力平均翼弦内に重心を収める手法もあります。
    Schump


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