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最近のジェット戦闘機によく見られる先尾翼のメリット,デメリットを教えて下さい。 フッフール |
・先尾翼も揚力の一部を負担するため、機体全体でみたとき、翼面積を
減らす事ができる。翼面積を維持するなら、より多くの積載を可能とする。
・先尾翼と主翼を積極的に干渉させ、失速速度を低下させる事ができる。
結果、滑走距離を短くできる。ビゲンとかグリペンもそうですね。
デメリット
・重心位置が、機体を支える箇所である主翼取り付け位置と、
先尾翼取り付け位置との中間になり、胴体に強度が必要になる。
SADA
(N)
フッフール
>グリペンとか、ラファールとか、タイフーンとかを先尾翼と言うのはどうかな?
そうですね。先尾翼とカナードは似て非なるものだと
思います。私の書いた2番目のメリットは、むしろ
カナードにあてはまりますね。
SADA
先尾翼はただ単に縦操縦を受け持つもの、
カナードはむしろ主翼と空力的に干渉させて、
主翼の特性を補うためのものと認識していますが。・・・違ってるかな?
SADA
デメリットに追加。先尾翼機一般の性質として、どうしても主翼の空力中心・空力平均翼弦より前に重心が来ること、また、デルタ翼は一番翼幅の大きい(機軸と直行する)帯より相当前に空力中心があることをあわせると、「重心周辺の面積」が少ないため、ハードポイントの数が増やしにくいことがあります。ただし、最近はCCV概念の適用やFBWの発達によって、重心を空力上の常識からずらしたり、空力中心の大きな移動による調整を行うことでカバーしています。また、Su-35系列のように、主翼の前後に「尾翼」をつけることで、主翼の空力平均翼弦内に重心を収める手法もあります。
Schump