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ある本で「空中戦にドッグファイト(つまり格闘戦)はありえない、一撃離脱戦法があるのみ」と書いてありました。どういうことか私には完全に理解できません。 どういうことか教えて下さい。 ぱるぱる
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- 誰がどういう状況を想定して、どんな時代のどんな機種による「空中戦」を想定しているかが不明ですね。「ありえない」という言葉の意味も不明。私に言わせればどんな時代のどんな機種同士でも格闘戦は「あり得」ます。ただ、格闘戦に持ち込むのは逆転して自分がやられる可能性も高く極めてリスキーな戦術です。これに対して優位からの一撃離脱に徹すれば、少なくとも自分が墜とされる可能性は低い。だから空中戦においては格闘は避け、一撃離脱に徹するべきだ、という主張なのかも知れません。
ささき
- 坂井三郎氏も一番理想的な撃墜方法は、敵に気づかれずに後から一撃で撃墜する事と何かの本で読んだことがあります。また格闘戦をするのは戦闘機パイロットとしては落第とも言っていました。恐らく坂井氏の記述等をうがった解釈をしたのではないかと思います。
無限
- 「その本」のその一節だけをとらえても、前後の記述、たとえばその前に「現代の」とか、「ジェット戦闘機の」とか付くだけでもうまったく違う解釈になるでしょう。
個人的にはこれは航空機を趣味にする人間にとって永遠の課題の一つだと思っています。
一般論として、敵機より速度、推力に余裕の有る機を操っていた時、自分が優位に有る場合のみ戦い、不利になったら逃げる、と言う手により格闘戦を避ける事はできるかもしれないが、ありえないと極論するには根拠にかけます。
湾岸戦争のように、アムラーム等高性能ミサイルの発達により格闘戦が起こりうる可能性が低くなっても、「ありえない」とは言えません。
ロッキードマーチンの技術者が「F−22がドッグファイトをするとしたら、それは何かの間違いだ。」と言っていますが、それはこの機体の特殊性についての言及で、一般論にはなり得ない、と思います。
R
- フライトシムで
旋回して優位ポジションに遷移して
高加速で一気に詰めて射撃、すぐさまブレイクってしません?
これってドッグファイトなのか一撃離脱なのか・・・どっちでしょ
SUDO
- ↑FSMの場合、ゲーム性を成立させるために自機の性能を極端に上げてあるからできる戦術だと思います。実際の空戦では機体性能の差よりパイロットの腕や初期条件のほうが重要だと思います。例え背後につけた敵機を振り切る加速力・旋回性能を持っていても、反撃するよりも先に撃たれた方が負ける可能性が高いのでは?坂井氏も「空戦は先手必勝」と言っておられたと思いますし。
ささき
- ↑いや、相対性能は関係無いんですが・・・・
SUDO
- 私の場合、フライトシムがWWIものなので、いわゆる巴戦はひんぱんに行うのですが、なるべくワンチャンスで決めておかないとすぐに敵の応援に囲まれてしまいます(史実もそんなもんだったらしい。)。坂井発言は格闘戦に集中してしまうがための視野狭窄(?)を戒める意味を含むものでしょう。格闘戦しながら周囲に気を配る、なんて天才にしかできないから、凡人はやめとけ、と。
Schump
- 確かに少しゲームバランスが入ってますね。
MSコンバットFSではFw190で4機のエースと戦って簡単に勝てますから。
J
- ↑(SUDOさん)「旋回して優位ポジションに…」ということを考えれば、相手も同じことを考えて巴戦になるのでは?相手がどうしようもないくらいヘタクソか、あるいは零戦とP-40ほどの性能差があれば数旋転で勝負が付くでしょうが、そうでない場合は旋回だけで簡単には優位に入れてくれないと思います。
ささき
- 仮に「現代空中戦」とするなら「格闘戦はやらない方がいい」と言うことだと思います。
いまでは2機単位での組織戦闘がほとんど(と思われる)のため、格闘戦で相手のバックをとったと思ったら実は相手のウイングマンにバックをとられていた、なんてことになりがちです。また,急減速などで相手をオーバーシュートさせて「やった!」と思ってスピードが落ちて(運動エネルギーを失って)のたのたしている内に別の敵機に撃たれたりミサイルで狙われると避けようが無いと思います(まさに空中に止まっている的状態な訳ですから)
他にも格下と見た相手との格闘戦の最中に低空など「相手の得意な領域」に連れて行かれると「F−15がT−4にバックを取られた」と言われるように(これって本当なんでしょうか?)相手に翻弄されかねませんからやらない方がいいのかもしれません。
あとジェット機の場合は格闘戦で撃破した敵機の破片を吸い込んでエンジンが壊れるため、やらない方がいい、と言う話しもあります。
まぐまぐマグロ
- まったくその通りだと思います。でも現代に限らずWW2でも事情はいっしょなんです。
ハヤブサ
- ↑なんだか「現代の」とか言いつつ他の方とほとんど同じ事を長々と書いてしまいました。すいません。(書きこむ前に見なおせば良かった・・・(T_T))
まぐまぐマグロ
- 鹵獲零戦を使った米軍の模擬空戦結果によれば、左右逆回転エンジンを持つ P-38 は低空で失速寸前の低速右旋回ならば零戦より旋回半径が小さかったとか。しかし P-38 最大の武器である速度と高空性能を棄て、墜落寸前の飛行領域を使う機動ですし(米陸軍エースのマグガイヤが旋回失速して戦死した原因はこのデータを過信していたのかも?)、零戦に僚機が着いていれば簡単に逆転されてしまう戦術でもあります。
ささき
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