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翼端ポッドの装着による有害抵抗の除去は、いつ頃、どの国で発案/実用化されたのでしょうか? 発案、実用化、ともに教えて下さい。 巣田 夏生
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- P−80あたりから始まったんです。でも実験機などがいつからかは詳しくないので・・・
J
- 便乗質問ですが、He162の翼端が折れ下がっているのも誘導抵抗対策なのでしょうか?
ささき
- 162の翼端垂れ下がりは離陸時の横安定性維持のため、と模型雑誌には書いてありましたが。
Zeek
- ささきさんの便乗質問があったので、質問に少し追加を。
翼端板による誘導抵抗除去はいつ頃発想されたのでしょうか。
第二次大戦中の機体に使用例が見受けられないのはなぜでしょうか?
質問者(巣田 夏生)
- 後退翼時代になって翼端失速問題が大きくなってからでは?
SUDO
- 主翼ではありませんが、エレクトラ(ロ式輸送機ですね)からコンステレーションにいたるロッキードの輸送機が水平尾翼両端に垂直尾翼を置いたのは、翼端板効果によって水平尾翼の効きを良くし、その分水平尾翼の面積と重量を減らそうとしたものだそうです(でも翼端垂直尾翼は構造重量が増えるぞ。差し引きどうか?)。
なお、翼端板のカタチをとらなくても、翼端渦の発生を抑える処置をした古い例としては彩雲の「削ぎ上げ翼端」があります。これは優れた着想だったようで、現代のエアレーサーにも受け継がれています。
Schump
- ↑そぎあげ翼端、とは?
SADA
- プラモを作るとすぐわかります・・・では答えになってませんね(爆)
図を書けば一目瞭然なんですけど・・・。
翼端部で、翼下面からの厚みを急激にテーパーして、翼上面とツライチにする・・・普通はなだらかに整形するところを、その部分を削いでしまったよ
うに急に、しかも下面からのみテーパーさせるので「削ぎ上げ」です。
まなかじ
- それは米軍が本家で、WWIIの米軍機の多くが採用している翼端の形状ではありませんか?
BUN
- ↑おうちで手許にあるだけの米軍機の図面を見てみましたが、明らかにそれをやっているのはP-40とF4Uだけでした。とはいえ、彩雲がパクろうと思えばできなくもないですね。真実はいかに?独立発想の可能性もありますが。
Schump
- もっとありますよ。モデラーには常識に近い事実です。
BUN
- GIF画像の彩雲画像では通常翼端でした。しかし、丸図解の図面では、
おっしゃる通りの形状でしたので、多分解像度の問題でしょう。
SADA
- ことばたらずをはじつつ。↑10、円弧翼端の機体では、工作簡略化のためにゆるい削ぎ上げをかけるのがかなり一般的(中島戦闘機はみんなそうだし)です。ただしそれが「ウィングレットの効果を狙ったものかどうか」については疑念があり、彩雲並みの急激な削ぎ上げをやってるのは上記二機首だけだった、ということです。
Schump
- P36、P38、P39など軒並み、翼端下面をキュッと削ぎあげています。戦争初期の機体ではグラマン系くらいが例外なのではないでしょうか?
BUN
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