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戦後に、疾風がアメリカでのテスト飛行で時速680km以上出したとのことですが、このときの燃料のオクタン価は、140だったそうですが(オクタン価100の時640km,90の時630km,80の時570km)、ということは同時期のアメリカ軍のテスト飛行では、標準的にオクタン価140用いていたのでしょうか?P51,P47,P38,F4U,F6Fなどのカタログデータもそうなのでしょうか。ドイツ空軍のFw190A,Me109Gのテストも子の状態でしょうか?ドイツ機な場合は、逆に性能が悪くなっているような気がしますが・・・どなたか教えていただけないでしょうか。お願いします。 yo jimmy |
捕獲機も、100−140で計測したものと思われます
また、誤解が多いようですが
指定オクタン価より高いモノ入れても、基本的に馬力は変化しません
(許容ブースト圧や圧縮比に大きな影響を与えるのですが)
(ブツが変わらない以上、生産国での数値と同じですので)
日本もドイツも100以下の燃料指定ですので
100以上を入れても変化は無いと思います
まあ、着火性が悪くなるので、場合によってはプラグの変更は必要でしょう
ちなみに、疾風の時は点火プラグも米軍仕様に変更されており
コッチの方が性能に与えた影響は大きいのではないかと思います
疾風の場合、100程度のオクタン価を要求するエンジンだったので
それ以下の燃料の場合、ブーストを下げないと馬力を下げないと運用出来ません
よって、100オクタン価以下で、速度変化が発生したモノと思われます
米軍テストの数値が日本軍の100での数値より良好なのは
計測時の重量と、オイル、プラグの違いから来るモノではないでしょうか?
SUDO
Schump
排気量35.8リットルで、2500馬力。一リットル当たり69.8馬力出た
ことになりますよ?
R2800が46リットルで離昇2000馬力ですから・・・。
最も、XI-2220-11(36.3リットル)の緊急出力が2500馬力、
なんてのも有りますが。離昇ですと2100馬力ですねぇ。
データ引用元は胃袋さん作成の表より。
SADA
発電器関係でしょうけど,これによってプラグへの電圧が安定&高出力化
した影響もあるのではないでしょうか.
おおえかつとし
細かいことで恐縮ですが、磁石発電機はmagnetoで、「マグネトー」あるいは「マグニートゥ」と表記します(自動車雑誌ですら「マグネット」と表記することがあるので仕方ないですが)。
Schump
まあ、シリコンとシリコーンみたいなものでしょうか?
J
SHI
J
ハヤブサ
またオイルとプラグの出力への影響を考えますと
オイル:排気量は代表長さ(ボア等)の3乗に比例しますが摩擦面積は2乗に比例するので,大排気量の航空エンジンでは排気量に対して摩擦面積が小さく,出力への影響は小さいと思います。
プラグ:高負荷時は1)燃焼室温度が高い 2)混合比が濃い 3)混合気密度が高い と発火しやすい条件なので,点火性能が低くても着火すると思います(出力に影響するほどミスファイアを生じれば完全なエンジン不調です)。つまり着火性向上は最高出力には影響しません。
出力に影響するのは恐らくプラグの冷却性で,これが低いと高負荷時に過熱し,プラグが火種となる早期着火(異常燃焼)を生じるか,プラグ焼損を生じるでしょう。これが制限要因となって過給圧を上げられないと思います。冷却性を高めると低負荷時にガソリンが凝結してミスファイア(かぶり)を生じます。
「高負荷時の過熱防止」と「低負荷時のかぶり防止」を両立できる高性能プラグなら,高過給圧(高出力)が可能になると思います。(つまり自然吸気エンジンではプラグは最高出力にほとんど影響しない)
米軍テストでは「高性能プラグ+高オクタン燃料」により「高い過給圧」が可能となり高出力が望めると思います。誉で500mmHg以上の過給圧が可能なら,2,500HPもあながち不可能ではなさそうに思えます。
(実際のところ,排気量・過給圧・回転数の3つさえ分かれば吸気量が計算でき,大体のエンジン出力を推測できます)
isi
単に「カタログ数値」に近づくだけなのでしょう(笑)
そうそう、気筒数が多いとオイルの影響って大きくなりません?
SUDO
ただエンジンの全摩擦損失は最大出力の5〜15%程度なので,仮に「無摩擦エンジンor無摩擦オイル」が開発されても出力増加もその程度になります。
isi