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初歩的な質問ですいません・・ ジェット機の離陸の際 電源車やコンプレッサーが近くにありますよね? あれってそれぞれどういう役割があるのでしょうか??またそれらがなくても 離陸はできないのでしょうか? EAST
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- エンジンの始動のためです。詳しい事は・・・他の人が書いてくれるでしょう。
コンプレッサーが無いような整備施設が不備のところでは、火薬カート
リッジの爆風で始動をかける事も有るようです(エンジン傷むけど)。
鳴海章の「ゼロ」シリーズに、そういうシーンが有ったと思ったのだが。
↑の一節、思い違いだったらごめん。
SADA
- ジェット/ガスタービンエンジンの始動、つまりコンプレッサーに初期回転を与えるには、軸を直接駆動する(スターターモーターや内燃機関を使う)か、タービンに圧縮空気を当てて回してやるかのどちらかになります。前者の場合、内部電源では足りない(特に戦闘機の場合、レーシングカーと同じく重量軽減のため大きな電源を積めない)ときに電源者をつなぎます。後者の場合はコンプレッサーをつなぐか、火薬カートリジ(燃焼室から高圧ガスを導入→エアバッグに似る)、ガスボンベ又は(機体規模が大きければ)APU(補助動力装置:これ自体ガスタービンエンジン)で内部調達するかします。火薬カートリッジを採用した例で有名なところとしてはBAeキャンベラ(コソヴォにも行ったそうで)がありますが、レシプロ時代にもスピットファイアの一部なんかが採用しています。
Schump
- 便乗質問。木の葉落しをやるなどして、(故障ではなくても)空中で火が消えたジェットエンジンは空中では再始動できないと聞きました。それは、1.再始動の時間がない、2.機体を進行方向を向け直して空気をエンジンに取り入れられるように姿勢制御出来ない、3.構造的におしがけはできない、どれなのでしょうか?3.ならなぜ地上ではかかるのでしょうか?
SHI
- 火薬カートリッジについて
映画の邦題‘飛べフェニックス‘の中で火薬カートリッジを使用するシーンがあります。映画事体はロッキードP38みたいな双胴輸送機が砂漠の中に不時着し、飛行機技技術者とおぼしき人物の指導のもとに切った貼ったの改造をして無事砂漠から脱出するストーリーです。途中飛行機技術者と思われていた人物は実は模型屋だったことが判明するのですが。このビデオって無いんでしょうね。
時々映画の中で電源車等の機材が無くてもジェットエンジンを始動して飛ぶシーンを見ると突っ込みを入れたくなります。
HAGI
- ↑↑再始動できますよ。ただし、結構シビアな条件が必要なようですが。
詳しくは、http://www2m.biglobe.ne.jp/~ynabe/airstart.htm参照の事。(SADA)
SADA
- 火薬カートリッジは支援機材が乏しい前線飛行場で使われるものだけど、乱暴なものなのでベトナム戦争の時にこれを多用した機体はエンジン寿命を大幅に縮めたそうです。
H
- 例え機首を上に向けた姿勢で失速しても、高度さえ有れば機首を下に向けて機速を回復する事は可能です。というかそれができる機体&パイロットでないとそもそも木の葉落としなんてやらないでしょう。充分な対気速度さえあれば再始動は可能ですし、最後の手段としてAPUを使う方法もあります。
H
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