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メッサーシュミットBf109Eシリーズのプロペラスピナの穴は軸内武装用と伝えられますが、実際にそういった装備を行った機体は存在したのでしょうか?Eシリーズを通じてこの形のスピナが装備されており、また一部の機体ではこの穴が埋められて整形されたりしているところを見ると、当初は予定されていた装備がキャンセルされたものの様にも思えますが、Fシリーズの完成までずっとこのスピナの付いた機体を生産していた理由がわかりません。また、Bf110のEシリーズまでの機体にも同様のスピナが装備されていますが、これも軸内武装を想定したものだったのでしょうか?
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- エンジンのクランクシャフトに通した20mm機銃を撃つという酔狂なことを実際していたからです。(あず吉)
- 通説ではEシリーズに軸内砲の装備を予定したものの射撃時の振動問題に手こずり、実際に量産型への軸内砲装備が果たせたのはF型からとされています。(振動問題が解決しだい後日装備するつもりで穴あきスピナーを残したらしいですが、結局、E型ではダメだったようです)
- ↑↑軽補足。クランクシャフトには機関砲身(またはブラストチューブ)は通りません。クランクシャフトから一段ギアを介して減速した軸にV型エンジンのバンク間を通ってきた砲身が通ります。なお、Eシリーズで唯一の軸内砲(MGFF)装備機はE-2(E-1は弱武装の先行量産型)で、フランス戦でごく短期間だけ実験的に使われました。以降のEシリーズ及びMe110前期型の穴あきスピナは単なる部品流用(コスト削減)です。
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