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「五航戦は技量が劣る」とはどういった事実を指すのでしょうか。海軍航空隊の熟練搭乗員の少なさ=他国に比べて全体の平均技量の低さを物語っているように聞こえますが。
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- 違いますよ。真珠湾攻撃に参加した第一航空艦隊の中で、第一航空戦隊(赤城、加賀)、第二航空戦隊(蒼龍、飛龍)の飛行隊と比べ、編成されて間もない新鋭空母の瑞鶴、翔鶴の第五航空戦隊の飛行隊は技量に劣る・・・との意味です。
- いきなり大型空母二隻分の熟練パイロットを用意できる国家が、当時他にあったのなら教えて欲しいぐらいです。モデルアート増刊「真珠湾攻撃隊」に全搭乗員の氏名と期数が出ています、5航戦が未熟者揃いなのか確認してみると良いでしょう>相対値で言うなら、1・2航戦も方が精強でしょうが、彼らを除外すれば、5航戦は世界最強級の飛行隊だと思います/SUDO
- 全く同感です。「技量に劣る」事実が果たしてあったのか、また、数年前から建造の進んでいる新鋭大型空母の搭乗員が無計画に寄せ集められているはずがない、とも思います。真珠湾時の編成にしても単に低空雷撃の特殊訓練の余裕が取れなかっただけのことと考えています。(質問者)
- でもねぇ、五航戦の技量が他の航戦に劣って無いのであれば、ミッドウェイの時にアメリカ側から「珊瑚海の時のどちらかと言えばだらしのない飛行隊に比べて今回の飛行隊のパイロットたちは本当のプロだった」という記述はされないと思いますよ
- 質問者の人は誤解しています。一番下の書き込みも、SUDOさんの書き込みも、「一航戦、二航戦隊と比べ」「彼らを除外すれば」と書いてある筈です。5航戦の「技量が劣る」は、あくまで1航戦、2航戦と比較した上での話しです。
- 質問者の方の主張は5航戦の技量は1航戦、2航戦に劣らない・・・とのお考えなんでしょうか?
- 大した差はない、と思っています。また下の反論に珊瑚海の事が触れられていますが、開戦から半年経過しても技量に差があるようならば大問題でしょう。指揮、統率の問題だったと取るべきでしょう。また、一、二航戦飛行隊の技量が極端に高い、とする説も疑問に思えます。(質問者)
- ↑「大した差が無い」との根拠はなんでしょう?
- 一・二航戦から見れば技量が劣るというのは一・二航戦からの侮蔑の言葉では? 実際の技量より慢心の象徴として捕らえた方が良いかと。 確かに一・二航戦はインド洋では驚異的な命中率を誇りますが、半面爆撃されるまで敵機に気がつかないなど致命的なミスを犯しています。そのうえでミッドウェイにあたり五航戦を「妾の子」とよび「今度は本妻の子供が出るから勝ち確定」などとのたもうていますので。
- 下で質問した者です、お答えありがとうございます。あなた個人のお考えとしてお聞きしておきます。(歴史群像「翔鶴型空母」を読んでも竣工時の訓練状況は書いてないですね、各航空戦隊の平均飛行時間でも分ければいいのだけど、後は飛行隊内での日中戦争での実戦参加者の比率ですね)
- ↑わあごめんなさい2段下の書き込みは本来の質問者さんではありません。やっぱ名前書かないとまずいですかね。新型ansQは名前書く欄がありますがいかがでしょう/tow
- 日本海軍の搭乗員養成が少数精鋭主義だったのは事実です。ある程度の技量を持った搭乗員を多数育てるよりも、高い技量を持った搭乗員を少数育てるという考え方です。ただし日本側が考える高い技量というのが世界レベルでどうであったかというのは難しいところです。5航戦に関して言うと、開戦に間に合うように無理矢理編成されたもので、ハワイ作戦時では空母への発着艦がようやくできるようになったレベルだったはずです。1航戦や2航戦には明らかに劣っていたのは確かですが、他国の母艦航空隊より上だったとは言えないでしょう(EOS)
- 母艦航空隊の要員は練習航空隊に在籍時から適性で振り分けていたと記憶していますが、大型空母に配属されるまで発着艦の経験が無いとは思えません。また、翔鶴級の空母の竣工はそれこそ開戦の前提となる程の大事だった訳で、搭乗員の手配の見込みが無かったとはとても信じがたいのですが如何でしょう。また、インド洋での驚異的な命中率とは99艦爆のことでしょうが、日本側の一方的な発表であり、零戦の初陣が伝説の全機撃墜などではないように、実態は違うことも容易に想像できます。(質問者)
- あくまでも、平均値で見るなら、5航戦の搭乗員の期数は判別してるのですから、凡その飛行時間等は判別できます、実戦経験で言うなら、岩本徹三が5航戦所属だったこと、彼は大陸で既に「エース」になっていたコトを挙げれば、経験豊富な搭乗員も相当数が含まれていたと判断していいのではないかと思います/SUDO
- 確かに名簿から見るとそれなりの陣容を持っていた事はSUDOさんの説の通り判明しています。その通りだと思います。だからこそ「五航戦云々・・」は誇張の多い表現だと思います。(質問者)
- ハイ、5航戦の搭乗員が全員新米搭乗員であったと言いたい訳では無いのです。指導的役割を果たす熟練搭乗員も当然配属された筈です、でなければ訓練になりません。それで問題は1航戦、2航戦と比較して5航戦の飛行科に属する搭乗員の実戦経験者や熟練搭乗員と新米搭乗員の比率がどうなのか?です。(この話は実際に1/2/5航戦の開戦時の搭乗員割り当てを調べないと永遠に結論が出ないと思います)
- (↑の追記)質問者の方は搭乗員名簿を持っているのですよね?、ならば、そこからの判断であれば「誇張である」と結論付けても良い様な気がしますが?
- 当たり前のことですが、新たな飛行隊を編成する場合、全員が新人という訳ではなく基幹要員はベテランがあてられます。開戦当時及び珊瑚海当時に関して言えば、1航戦等より全体のレベルが劣っていたのは事実でしょう。もっとも1航戦等の搭乗員が思っていたほどの差があったかは別です(EOS)
- 搭乗員の養成は一朝一夕にはできません。開戦前の猛訓練で5航戦には事故が多発しています。山口多聞に「人殺し多聞丸」なるあだ名が付けられたのもこの頃のはずです。また5航戦が基本的な錬成訓練をしているこの時期に1航戦等はハワイ攻撃を想定した実戦的な訓練を行っているのも事実で、結局本番では5航戦は艦艇攻撃から外されて比較的容易で重要性が薄いと見なされた飛行場攻撃に回されています(これ以上は本格的に調べる事になっちゃうので今日はここまで/EOS)
- 搭乗員名簿を見る限り、はっきりと遜色無いのですから、半年後の珊瑚海まで技量の差を引きずっていたら、前にも書いた通り大問題でしょう。また赤城等も新人の配属を受けて真珠湾に出撃しており、そこが初陣だった人達も多かったのは皆さんも御存知の通り。五航戦の真珠湾での飛行場攻撃の背景には真珠湾用の為だけの特殊訓練の不足と、推測ですが新型魚雷の数の不足も背景にあったのではと思います。どちらにしても日本機動部隊は「まともな軍艦への攻撃経験が一回もない」部隊として開戦に臨んだことを忘れるべきではありません。質問者
- 上海事変とか日華事変で加賀の搭載機が揚子江とか中国沿岸の国民政府の艦艇を攻撃したんじゃやない?あと米国砲艦パネー号?
- ↑↑これは6空母の搭乗員名簿を比較したという意味ですか?
- (毎度毎度の訂正)5航戦の司令官は原忠一でした。山口多聞は関係有りません(EOS)
- (ついでに補足)5航戦の基幹搭乗員となったのは3航戦と4航戦からの転勤者、特に「龍驤」からの転勤者が多かったようです。これら「経験者」が占める割合は全体の1/5程度のようです(EOS)
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