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対地攻撃機として作られた機体に、対艦船攻撃能力を加える(誘導兵器)と、どのような装備が加わるのでしょうか.また、そのような「後付け」は、現実的なのでしょうかdg
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- 現在の対艦ミサイルの多くは、いわゆる「撃ちっ放し式」で発射後の母機からの誘導は不要なので、後付けで発射能力を与えるのは難しいものではありません。必要なのは目標のデータを得るためのセンサ(レーダーなど)と、そのデータを処理しミサイルに入力するためのインターフェイスぐらいでしょう。(N)
- 余談ですけど、F−14ボムキャットにハープーンの搭載能力を付与しないのがとっても不思議です(簡単に出来る筈なのに)。後、A−10なんかは高速ミサイル艇程度が相手だったらマーベリックで攻撃出来ますね。
- 対艦攻撃で問題になるのは、洋上での航法等の支援システムでしょうね/SUDO
- フォークランドで名を馳せたスーパー・エタンダールの場合、エグゾゼ搭載時には機関砲を降ろし、火器官制システムを丸ごと入れ替える必要があったようです(ささき)
- ↑すーぱー?って一瞬悩んじゃった。シュペルの英語読みか。(^^;;;(SADA)
- 丸ごと入れ換えたって言うのは、アルゼンチンは当初は「エグゾゼ」を運用する事は考慮せずに「シュペル・エタンダール」を導入したけれど、その後「エグゾゼ」を導入するに当って「シュペル・エタンダール」のシステムをアップデートしたと言うことでしょうか?(N)
- ↑って、それしかないか(笑)。レーダーといっても測距レーダーぐらいじゃASMの運用は辛いだろうから、ある程度の能力のレーダーに換えないとダメかな。(N)
- ASMは普通は、中間慣性誘導、終末アクティブですから、必ずしも発射母機が目標を見つけている必要はないのです、確かフォークランドでのア軍は哨戒機による誘導を行っていたはずで、概略データをそのままミサイルに流し込んだ可能性もあります/SUDO
- ↑「丸ごと入れ替える」というのは文字通り、機関砲の取り外しも含めて現場で出撃前に入れ替えます。エタンダールは機体が小さいので、通常の地上攻撃用火器官制システムとエグゾゼの制御システムを常時搭載する余裕がないようです(エグゾゼが旧世代なので母機の負担が大きく、電子機器が大きく重いというのもあるかもしれません)(ささき)
- よく分かりました.先週末、世界の主な攻撃機/戦闘攻撃機のサイズと、搭載武器バリエーション表をつくっているとき、お答えの中にあるシュペル・エタンダールが、小さな機体にもかかわらず、おおきなエグゾセを運用できるのに、すこし驚いていました.でも、このお答えを拝見して、「簡単にできる」のと「苦労すればなんとかできる」差があることがわかりました.攻撃機の「ゆとり」は、導入時点で用兵者を納得させつつ、将来にそなえて用意しなければならない難しい問題なのですね.ありがとうございました.
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