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279 日本でも多数のガンカメラが製造されたようなのですが敵機撃墜の瞬間の写真や映像をあまり見ない気がするのですが?

  1. 多数と言えるかどうかは分かりませんが「写真銃」と呼ばれて訓練で活用されています、ただ、もっぱら射撃訓練での判定用で実戦での戦果判定に使うものではありませんでした。


  2. 極限まで軽量化を図る訳ですから、日本機にその余裕も思想もないでしょう。


  3. というより、国産の小型シネカメラが開発できていなかったことが最大の原因でしょう。小西六製の写真銃を見た事がありますが、連日実用に耐えうるカメラには見えませんでした。


  4. 日本のガンカメラは機内ではなく機外それも翼上に装備するものなので実戦に使うのは無理でしょう。



  5. 元々は訓練用ですが、これを実戦で使おうとしたことは記録上あります。
    仕事場なのでやや記憶が怪しいですが、204空の岩本徹三飛曹長が司令の
    柴田武雄中佐からラバウルに来ていた報道班のために、空中戦の映像の撮
    影のために、写真銃を載せて出撃するよう頼まれたものですが、さすがに
    運動性の低下を嫌って岩本氏は断ったはずです。そして、このときの空中
    戦が、「69機撃墜、全機帰投」のはずでしたね。
    今泉 淳


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