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敵にロックオンされるとなぜ、わかるのですか。また、ミサイルはロックオンしてから発射するのになぜよけられのでせう。ロックオンしないと発射できないようになっているのでしょうか
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- では説明しよう(←故富山敬の声で)「ロックオン」とは攻撃するとき、目標の正確なデータを得るために、レーダー(などのセンサー)で目標を継続的に追尾する状態を言うのだ。それでロックオンされてるいる側からは、相手のレーダーの出す電波をキャッチして、そのパターンを調べることによりロックオンされたことがわかるのである。(これでわからんかったら、レーダーの仕組みや運用について、もっと基本的なとこから説明せねばなるまい)(N)
- ↑赤外線ホーミングのミサイルを使うときも、やっぱりレーダーで捉え続けなきゃいけないんでしょうか?
- ↑発射したら、もう必要ないです。(N)
- というか、シーカーをロックオンさせてしまえば母機のFCSはお役御免ですね。ロックオンとは発射母機のレーダーFCSの物(基本的にはtrackingだけどCWイルミネーター照射の意味も含まれている)と、ミサイルの物の両方があります。セミアクティブ・レーダー・ホーミングのミサイルの場合にはFCSのロックオンが不可欠ですが、赤外線誘導ミサイルの場合にも、普通はFCSのロックした目標にシーカーを指向させるので、普通はロックオンする必要があります。
- またミサイルは別に魔法の兵器ではないので発射された後でも回避は可能です。やり方は二つ。機動によって発射母機のFCS(SARHの場合のみ)かミサイル自身のシーカーの視野外の飛び出すかシーカーの首振り速度を追いつけなくしてロックを外す方法(ミサイルをオーバーシュートさせる事ももちろん含む)と何らかの欺瞞手段を用いる方法です。もっとも最近のAAMに対してはどちらも困難になってきていますが(EOS)
- ベトナム戦争の頃、赤外線誘導ミサイルに追跡された場合、太陽の方向に向かって飛び急旋回すればミサイルのシーカーが太陽の熱に反応してそちらの方に飛んでしまうので回避できたそうですが、今のサイドワインダーではそんな手は効かないんでしょうね。(アリエフ)
- んじゃ、最新鋭ミサイルではチャフやフレアは通用しないということですか?(今の今まで通用するものだと信じてた・・・、ちょっとショック・SADA)
- 通用しにくいとは思います。最近のミサイルは陸自の携SAMのように形を覚えるタイプもあるようですので、これからはIRシーカーの場合はIRレーザーで目潰しするなどと言った方法になるかも(以前朝曇に載ってたな・・・)
- イメージホーミングが併用されて来ているのでチャフやフレアだけでは対応は難しいですね・・・某ガンダムのダミーバルーンはそれなりに現実味があるんです。
- 念のため補足すると、フレアはともかくチャフというのはミサイル(SARH)自身ではなく発射母機のレーダーFCSを妨害するものです。track breaker、つまり発射母機のFCSのロックオンを外すのが目的です。FCSのロックが外れれば当然CW波による照射が出来なくなり、自機に向かって飛翔中のSARHのAAMは全て追随機能を失います。もちろんフェニックスやAMRAAMの様なARHのAAMは別です。
- ミサイルのレーダーは母機のレーダーより頭悪いだろうから、ミサイルに対しても効果があるのでは?でもチャフと飛行機では速度差が大きいから騙せないかな?でもそれを言ったら母機のレーダーも一緒だな…(N)
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