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Do335はどういう意味で高性能だったのでしょうか。確かに最高速は高いようですが、実践記録はほとんどないし、前後に重いエンジンを積んでいては旋回性能は悪いと思うのですが。
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- レシプロ機としてはかつてない高速だし、そのうえ双発ゆえ余剰馬力はあるので多用途に使えるので、高性能は間違いなかったのです。それが実戦に間に合うかどうかはまた別問題です。また、欧州では巴戦はほとんど発生せず、一撃離脱の編隊空戦が中心でしたので旋回性能などあっても、その能力はあまり生かされません。それよりは横転性能のほうが重要でした。だからこそ、串型双発にする意味が有るのです。(SADA)
- Do335は実戦に参加した記録はないのですか。
- 設問に「ほとんどない」とあるからには、多少はあるのでしょうね。私は知りませんが。(SADA)
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- 「ほとんど」とはあるのかもしれないという意味で書きました。(質問者)
- 連合軍側で撃墜した証言があったと思うので実戦には出ている・・筈。(ゴメン、記憶モードなので、資料本みつけたらまた書きます)
- ヨーロッパ戦線でも巴戦は行われていますよ。巴戦を戦うメッサーの写真も残っています。
- お互いに相手を視認して、それを目標として起動した場合、ヘッドオンですれ違いざまに旋回を開始して相手の後ろに付こうとします。互いに同じ
- 旋回(左なら左)を開始した場合(実際の向きは逆になる)には巴戦になり、逆の旋回(実際の向きは同方向)を開始した場合にはシザース戦になります。巴戦は格闘戦の基本なので空戦の際には普通に起こり得ます。問題は、訓練と違って実戦での格闘戦というのは、「一騎打ち」ではなく「乱戦」を意味することです。この辺は長くなるので詳しくは書きませんが(Do335の実戦記録は知らない/EOS)
- そう、それが言いたかったのです。有り難うございます。欧州戦線では誰も「メッサーと格闘戦をするな」とは言わなかった訳で、逆に巴戦に持ち込んだ方が連合軍機は有利な場合が多かったのではないか、と。御指摘のように乱戦の末に巴戦になることはしばしばあり得たと想像されます。
- そうですね。スピットなんか、発動機出力はMe109とほぼ同等、翼面荷重は軽めなので、巴戦に巻き込んでスコアを重ねたような記述があったな....(SADA)
- ただ、旋回性能で劣っているならば、速力を生かして、巴戦の相手にならなければいいだけの話。.
- 速度を始めとする他の性能やパイロットの腕、戦術で十分補えると思いますが?(SADA)
- すいません書き方悪くて誤解されちゃいました。巴戦というのは基本的に1対1の空戦技なので、多数機が絡み合う乱戦状態の中ではリスクが多すぎる、と言いたかったんです。巴戦というのは多数の敵機の中で特定の一機だけを目標に機動するもので、しかもその最中はその敵機から目を離さないのが鉄則だと言われます。逆に言うと他の敵機はまるで見えていないという事で、他の敵機からはカモにされてしまいます。従って巴戦をやるにしても、訓練と違って敵機を撃墜するまで追いかけ続けるのはほとんど無理だという事です(EOS)
- Do335 の主用途は戦闘爆撃機・夜間戦闘機・強行偵察機でしたので、空戦性能は重視されなかったと思います。敵戦闘機を振り切る速度さえあれば任務は達成できるわけですから、そういう意味で「高性能」だったのだと私は認識しています(ささき)
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