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六一航戦戦闘詳報によるとマリアナ沖海戦三日目、六月二〇日の可動機の中に「紫雲」一機がパラオに健在とあるのを見つけました。戦記物によく書かれる「最初の出撃で全機未帰還」ではなく、実戦での紫雲はかなり奮闘していたのではないでしょうか?BUN
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- KI-60
- こうゆう小数生産機だとキー60はどうしてたんだろう?カワセミ部隊だっけ?
- キー60は独立47中隊に配備されて南方進出準備中に全機破損したことになっており、その後の記録は探しているんだけれど、今のところ見当たりません。何か残念ですね。BUN
- ↑正確には試作機3機のうちの1号機と3号機です。2号機は終戦の時点では残っていたようです。
- やっぱり福生にあったのでしょうか。また飛行かのうだったのでしょうか。
- 紫雲の方ですが、パラオに派遣された6機の行動についてははっきりした資料を見たことがありません。マリアナでの強行偵察で出撃した機体は全て敵機に襲われたときにフロートが落ちずに撃墜された、という記述を秋本実氏の本で読んだだけです。ところで質問の意味がよくわからないのですが、「かなり奮闘した」とは何を基準にするのでしょうか?それから6機の内1機が6/20の時点で残っていた事とどういう関係があるのでしょうか?
- 今まで6機が進出し全機撃墜されたとの記述が判で押したように繰り返されてきましたが、違うということです。紫雲のパラオ進出はあ号作戦の為ですが、6月初頭からの第一航空艦隊の索敵活動は非常に活発かつ勇敢でマリアナ沖海戦中も貴重な情報を提供していました。当然損害も大きかった訳ですが、たとえ一機であれ生き残り稼働していたということは他の機種と同じく複数回の出撃に耐えていたのではないか、少なくとも初出撃で全機未帰還の汚名は事実ではないということを言いたかったのです。
- いや、私の読んだ限りではあくまで「出撃した全機が」撃墜されたという書き方なので別に矛盾はないと思います。2,3日で6機のうち5機損耗、敵発見の報告等の功績も無しでは、奮闘と呼ぶべきかどうかは私にはわかりません。
- よくわからないのですが「最初の出撃で全機未帰還」というのは、何の本で読まれました?偵察機は単機行動で一斉出撃何てしないし、索敵線に敵がいなければ撃墜されることもないでしょう。
- マリアナ沖海戦は海戦の数日を峠にした一ヶ月程に及ぶカロリン諸島、硫黄島を含む激しい航空決戦なのです。索敵機の任務と損害(よく会敵したということ)は大きなものでした。また、索敵機はお話のように単機では飛びません。複数の機が一度に扇型を描いて、更に二段、三段に重ねで飛ぶのです。六機全滅の記述は秋本実氏の著書(日本軍用機航空戦全史他)だけでなく、紫雲の実戦記録として出版物に記載されている殆ど唯一のものです。手持ちの一番古いところでは七〇年六月の航空ファン増刊「日本の海軍機」にも載っていますよ。
- と、いうことで盛んに索敵、攻撃を実施した六一航戦の索敵報告の内、幾つかは紫雲が行っている可能性がある、ということなのです。だから、もし紫雲が決戦において逐次消耗しつつも最後まで稼働していたとしたら、ひいき目ですが「奮闘」と表現しちゃうんですが...。わかっていただけませんでしょうか?
- おっしゃりたい事はわかりました。確かにそうとれなくはないという所ですが。ところで普通「単機」というのは編隊を組まずに1機だけで行動している場合の事を指すのだと思います。また秋本氏の本にも「最初の出撃で」とかいった表現はなかったと思います。
- 今のお話の場合、一度に一機ずつ出撃する、と言う意味で使われたので単機、という表現をとりました。紫雲伝説は「パラオ」「6機」「フロート投下不能」「全機撃墜」をキーワードに秋本氏のみでなく広く語られているのですが、一機ずつ出撃して毎回投下を試みてしかも失敗する訳が無いので「一度の出撃で」と取るべきですし、そう書かれることも多いのです。しかしこの話の元ネタは一体何なのでしょう。敵前で投下不能という印象深い事態が一度は発生したのでしょうか?
- 零戦の増槽なんかは、初期には巡航速度以上では留め金をはずしても投下できないという不具合があったけど、紫雲のフロートも速度を落としたらはずれたのかな?>逃げられなくなるけど、、、
- 紫雲で疑問に思うのは下の「主フロートが外れ無かった」件で、これは何故?後世に話しとして残っているのでしょうか?、少なくとも1回は、敵機に追尾されて主フロートの投下を試みたが外れず、でもなんとか生還出来ないと後世に伝わらない筈なんですが?(それとも無線で基地に連絡したのでしょうか?、これは日本機の無線事情を考えると考え難い)、又は撃墜された搭乗員が日米どちらかに救助されて、それで伝わった話しでしょうか?(あの話しの根拠ってなんなんでしょう?)
- ↑撃墜した戦闘機のガンカメラに必死でフロートを落とそうと努力する姿が記録されていたとかかも・・・・・・(涙)/SUDO
- ガンカメラに記録された「必死でフロートを落とそうとしている」様子とはどんな図なのでしょう?(冗談)
- ↑きっと機体を左右に揺すったり、横滑りさせたり、上昇降下したり、敵機のパイロットに下を指さして「ちょっと待ってくれ」とお願いしたり・・・そんな姿がガンカメラに映ってたら嫌だなあ^^;
- ↑偵察員が主フロートの支柱にしがみついて足で蹴ってたりして・・・飛行中に^^;(冗談、でも搭乗員には冗談事じゃすまなかったんだろうなあT-T)
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