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143 シコルスキー型の主ローターとテイルローター形式の組み合わせは、高G機動時や旋回時に失速したり、速度限界があります。左右に斜めに交差する反転ローター形式は左右の揚力アンバランスが少なく、動力伝達にも前後ローターや同軸反転ロータよりも機構的に単純、軽量に見えま

  1. (続き)ます。ローター同士や地上クリアランスが微妙ですが、軍事用に採用された例はないのでしょうか?


  2. むかーしアメリカ軍に使われていたカマンH-43Bてのはあります。後は名前は忘れたけど、ロシアにデカイやつがあります。


  3. ↑名前は忘れましたが、民間機ですが、今でもアメリカにカマン型のダブルロータータイプのヘリがありますよ。何でもテールローターがないためホバリング時の横風に強いと言うのが売りだそうで、確か日本にも売り込みにきてたみたいですよ。


  4. ↑カマンK−MAXですね。あれはかっこいいですねぇ。でも単座なのでいろいろ苦労もあるそうです。フェリーの時とか貨物の上げ下げの時とか。


  5. ところでテールローターを持つ形式は、駆動力のうちの数%をテールローターにまわさなければならないというのが最大の欠点ですが、トータルでのメリット、デメリットを考えれば一番実用的なのでは?速度記録とかはこの形式の独壇場だし。


  6. ↑テイルローターの取り分が数%というのは、高速飛行時の話であって、ホバリング時には20%ぐらいは持ってかれるようです。テイルローター方式は他の方式に比べて正面積(≒空気抵抗)が少なく、操縦系統が比較的単純にできるので好まれるのでしょう。ただし、重量物運搬、特に吊り下げ輸送においては、揚力以外に使われるパワーが少ないことの方が重要ですから、前後反転や交差反転が採用されることもあるのです。



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