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142 後退翼の効果について「前縁より後縁の機軸に体する後退角度を大きくしたほうが、衝撃波による抵抗が小さくなる」とリパブリックがヘンテコな試作機を作っていましたが、どのような理論的な背景があるのでしょうか?

  1. わかりにくい書き方ですが、これは前縁後退角より後縁後退角の方が大きい、つまり翼端に近づくほど幅広になる「逆テーパー翼」の事ですよね。後退翼というのは造波抵抗を小さくして衝撃波の発生を遅らせるという利点があるのですが、その反面翼端失速を起こしやすいという欠点があります。XF-91に使われた逆テーパー翼というのはそれを防ぐために考案されたのですが、ちょっと考えても分かるように捻れモーメントに弱いとかの欠点があり、より簡単な境界層板やドッグツースといったもので解決が可能だったため試作に終わりました。



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