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141 零戦52型は32型の翼端をわざわざ丸めていますが、最近の機体で丸い翼端は、あまり(全然?)見ませんが、現代理論では丸い翼端にさほどメリットが無いという事でしょうか?

  1. あれどうなんでしょうかね?日本の大戦機で同じ三菱でも100式司偵やキー83など本庄技師の設計したのは翼端は角張ってますね。何か空力的な理由があるのかも知れません。でも零戦の場合はグラマンと誤認しやすいから丸い翼端に戻したのでは?


  2. 翼端を丸めるのは翼端失速の防止や誘導抵抗減少を狙ったものだと思います。現代機で丸い翼端があまり見られないのはコストの割に効果が少ないこと、捩じり下げやウィングレットや翼型の工夫でそれ以上の効果を得られるからだと思います(ささき)


  3. 32型で運動性能が悪化したので丸い翼端に戻したものと記憶していますが。32型で翼端を落としたのは従来の折り畳み式をやめるコトで生産工程の簡略化を計ったものだったと思います。


  4. 当時でも翼端の形状は設計者や航空機メーカーの好みで丸型/角形と色々だったと思います。


  5. 丸翼端は意外に効果があったのではないでしょうか。推力排気管の効果だけでは52型の速度向上には不足のように思えます。また同じエンジンのMe109EとFの初期型との速度差も丸翼端が効いているような気がするのですが。


  6. 32型と52型の発動機は同じ、主翼面積もほぼ同じで52型のほうが重い(約60Kg)のに、カタログ上10Km/h以上も速度が増えているのは不思議ですねぇ。零戦の主翼は捩じり下げを効くかせてあるので、丸翼端はそれほど抵抗減少に寄与しないような気がするのですが(ささき)


  7. ロケット排気管によるロケット効果と、全力高度の増大(?)とかでないの?>カタログ全速の向上


  8. 52型が32型より最高速度が上がっているのは、推力排気管と翼面積のわずかな減少(21.54→21.30平方m)が理由では?どちらも余り効果有りそうにないけど、それくらいしか考えつかない。


  9. 推力排気管は軸出力の10〜15%程度の推進力を発生するので相当影響があるはずです。ロールスロイスはこの推進力を失うことを嫌ってマーリンにターボチャージャーを付けなかったそうです。


  10. 堀越氏の前作、96艦戦も木の葉状の主翼でしたし、設計者の好みとか流行も有ったのではないかと思いますね/SUDO



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