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136 爆撃機の搭載重量というのが分かりにくいのですが、800kgの魚雷を搭載できる1式陸攻撃機は偵察過荷重で5000キロリットルの燃料を積めるわけですが、約5000kgが爆弾+燃料ということで桜花2.6トンを積んだ場合には燃料半減なんでしょうか?燃料なら翼幅にわたって

  1. 1式陸攻のデータにある偵察過荷重というのは、燃料だけを目一杯積んだ場合の最大離陸重量みたいです。11型の場合、機内タンクの4780リットルの他に爆弾倉内に960リットルの増加タンクを収容して合計5740リットルの燃料を積んだ状態で、重量で言うと航空92揮発油の比重0.723として4150kgになります。攻撃時には爆弾倉内に増加タンクの代わりに1t以下の爆弾か魚雷を積みますが、当然燃料は機内タンクの分しか使えません。ちなみに航続距離はというと偵察過荷重で4800km程度に対して攻撃過荷重では4287kmとなっています。


  2. 桜花を積んだのは24丁型なので11型と単純比較はできません。22/24型は爆弾倉内タンクを廃止して機内タンクを6400リットルに増やしていますし、24丁型の場合はタンクに防弾を施したりして機体重量自体が増えているのでペイロード(燃料+兵装)は減っているはずです。そして大きいのが桜花が外部搭載であるという事で、あれだけ図体の大きい物を機体下面に吊り下げたら抵抗は相当のものになるはずです。従って単純に桜花の重量分だけ燃料を減らせばいいという事にもなりません。


  3. ちなみに24丁型は離陸補助にRATOを使っていたとあるので、桜花及び必要な燃料を積むと攻撃過荷重を越えてしまった可能性もあります。



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