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133 BMW803だったか、BMW801を2台背中合わせに繋いで、気筒には水冷ジャケットをかぶせて、4気筒を直列配置してSOHCにして、なおかつ後方の推力軸を7本気筒列の間に通して前方でつなげるという摩訶不思議な設計をしています。なんでそんなことしたんでしょうそうか?

  1. (完全に推測ですが)水冷化:本来二重星型のエンジンを前後につなげれば後ろ2列はオーバーヒートしますから水冷にする必要があったのでしょう。 SOHC化:前後長の短縮のためでは。クランク軸上にあるOHVのカム4個分の前後長は馬鹿にならないし2・3列目の動弁機構も収まりが悪そうですから。 軸の迂回:クランク軸の強度のためでしょう。2倍の出力を伝えるため取り出し側のクランク強度を上げる(直径を増やす)とクランクケースやエンジン外径も大きくなり完全な新設計になってしまいますから。


  2. やはりタンデム双子エンジンにするための応急処置と思います。BMW803搭載予定の計画機はどれも二重反転ペラですのでエンジンを背中合わせに連結したのはそのためと思います。BMW801を18気筒化したBMW802の方が実用的と思いますが他に優秀な液冷エンジンがあったためでしょうか1942年に開発が中止されています。



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