QQCCMMVVGGTT
82 |
零戦に使われていたという「超超ジュラルミン」って何?アルミニウム合金の一種?それからこれは零戦以外に他に使われたの?
|
- そうです、アルミ合金の一種で現在では7000系と呼ばれているものです。外国でいつ頃から使われ始めたのかはよく知りませんが、現在では航空機に限らず広く使われています。(N)
- 零戦とBー29に使われていたのは知っているが、それ以外に大戦機ではどれが使っているのだろう?時期割れが問題で以外と使用には躊躇があったんじゃ?
- 銀河も使ってます。、
- 超超ジュラルミンが戦後広く使われた、、というのは無いのでは?疲労破壊について安全率を上げた設計をしないといけないから、、、。
- 「広く」って言うのがどれくらいを言うかはともかく(笑)7000系が普通に使われているのはホント。(N)
- 住友金属の開発した零戦用超超ジュラルミンは銅を含有することにより結晶の伸長を遅らせて微細でち密な金属結晶を形成するよう仕組まれているのだよ。でもこれは7000系とは正確にいうと違うはず。もうすこし勉強したまえ(笑)
- ふむ、失礼。その、昔の「超超ジュラルミン」のことはよう知らんかったので、ああいうことを書いたのですが、7075系とはだいぶ違うものなのですか?(N)
- (一般な話しで)アルミニウムに(およそ)銅4%、マグネシウム、マンガン各0.5%および少量のケイ素を加えた高力合金がジュラルミン。これにマグネシウム約1.5%、銅約1.2%とした「2024合金」と呼ばれるものが引張強度50キロをもち超ジュラルミンとも言われ、亜鉛5.5%、マグネシウム2.5%、銅1.6%とした「7075合金」は引張強度60キロに達して「超々ジュラルミン」ともいわれる(手持ちの資料丸写し^^;)
- (続)で、当時は零戦以外の日本機の主要軍用機の桁材には広く使われています。戦後は(当然、素材的に改良されているのだろうけど)「超超ジュラルミン」の名前では、航空機材料以外に、建築材、テントの骨組み、ゴルフクラブ、自動車部品、模型飛行機の桁材etcの強力構造材に民生利用されています。(ちなみにジュラルミンは根本的に「銅」を含むのよ、下の人)
- (追加)住友金属が開発したESD材(当時、零戦に使われた「超超ジュラルミン」の名称)は、時期割れ防止に重点を置いて研究した結果、少量のクロームを添加する事によって時期割れを実用上差し支えない範囲に収める事が出来たそうです(これがノウハウだったみたい)(元ネタ「航空テクノロジーの戦い」より)
- 戦前生まれの母親に聞いた話ですが、終戦後にジュラルミン製の硯が出回っていたそうです。不要になった航空機材料が流用されたもので、使い心地は最悪だったとか。
- 国鉄の戦後応急建造車体の俗称「ジュラ電」はどうでしょう。東京駅のドームもジュラルミン製のはず。BUN
Back