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空冷星型エンジンついて <1>なぜ7・9・11気筒と奇数なのでしょうか? <2>4重星型があるのに なぜ3重星型が無いのか? <3>R4360はどうやって冷却していたのか?何か特別な技術でもあったのでしょうか
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- 1.奇数の理由:4サイクルエンジンの場合、1つの工程が終了するのに2回転します。言い換えれば、ちょうど2回転後に、つまり、クランクシャフトが720度回転するたびに再び同じ気筒が爆発するということです。それから、星型エンジンは親玉の大きなコンロッドが1本あり、他の気筒の小さなコンロッドはすべてこれにぶら下がっているという構造から、時計回り(または、その逆)に爆発していくしかありません。しかし、本当に時計回りに1気筒ずつ爆発すると360度後にまた同じ気筒に順番が回ってきます。ですから、ひとつ飛ばしで爆発させるわけです。すると順番は7気筒でいくと、1→3→5→7→2→4→6→1となります。つまり、奇数でないと720度後に同じ気筒に戻ってこないのです。
- 2.なぜ3列星型がないか?:あれ?ありませんでしたっけ?もし、ないとしても、単列を3つ繋げるより複列を2つ繋げたほうが楽だった、というような単純な理由だと思いますが・・・。
- 3.R4360はどうやって冷却していたのか?:R4360は気筒が螺旋状にねじって配置されていますから、一応、どの列にも均等に空気があたるようにはなっています。でも、当然、後ろの気筒の方があたる空気の温度が高くなっていくはずですから、まともに冷却できていたというのが不思議でしょうがありません。ちなみに、B−36の初期がたでは冷却不良のトラブルが深刻でした。・・・・以上です。う〜む、やはり早くこのへんの解説ページを作らねば・・・(^^;;;;;(胃袋3分の1)
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