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- フラップというのは、飛行機の揚力を増加させる装置の一種で、普通は離着陸時など速度の遅いときに使われるのですが、そのフラップを戦闘時にも使って、旋回性を向上させようというのが空戦フラップです。(N)
- 空戦フラップは旋回性能が良くなる、即ち旋回中に失速しにくくなるわけですが、しかし、速度が落ちます。クルクルまわる空戦の時代はこれで良いのですが、大戦中以降は価値が薄れてきて、日本のパイロットの中には、無用の長物と回想する人も少なからずいるようです。
- 多少手法は違いますが、似たようなものは最近のジェット戦闘機にも使われています。F16やF18、それからF-4E/F/Sに採用された前縁スラットなんてのもありますね。
- BF109の前縁スラットと日本の空戦フラップってどっちが優秀だったのかな?(謎の男)
- 89式艦攻で前縁スラットを装備したけど、あんまし効きが良く無くて不評だったそうです
- BF109は前縁スラットにより、スピット以上の旋回ができたはず。(謎の男)
- 旋回がタイトになれば、BF109のようなスラットは遠心力に抗しきれず、作動不可能になる気もしますが。(三河原人)
- Bf109のはバネで押さえてるだけですから、自動空戦フラップと比べるものでは無いでしょう、そいえばマルセイユは手動フラップを空戦に使ったとか言いますね、フラップは高揚力発生装置ですから、クルクル回らなくても、同速度同Gなら「旋回によって発生する」抗力の減少に役立つ、でもフラップを使わない状態でベストな揚抗比を出す翼にフラップ使うと抗力が増大する、空戦フラップを使うことによる抗力減少とフラップを使うことによる抗力増大、これの見極めをしっかりやらないとダメってコトでしょう/SUDO
- g=V^2/rですから、なにより速度を下げることにより旋回半径は小さくなります。Bf109パイロットではフラップと脚を下げて急減速して小回りする技を使うベテランもいました。
- BF109の自動前縁スラットはベテランのみが使いこなせたとか
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