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最近、零戦が緑褐色(飴色)に塗装されていたという説をあちこちで目にしますが、事実だったのでしょうか。
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- 実機の破片がまるでタイガー戦車のような色になって残っているのがそもそもの始まりなのですが、変色説など反論もありまして、結論は出ていません。個人的な意見では、米軍捕獲の古賀機の塗装が「ライトグレー」(残存する外板の色からはイメージしにくい)と記録されているので、変色説に分があるようにも思えます。ただ、この論争はほとんどN氏とK氏の2名の解説者によって戦われていることにも注目しておいた方がいいでしょう。
- モデルアート増刊における野原氏の記述が発端だと思いますが、最近のScaleAviationにおける黒須氏の記事からいくと結論が出ているわけでは無いようです。
- この論争の思わぬ余録は零式練戦の塗装がオレンジ色だったということが論争の中でほぼ解明されたことにあるような気もしますし、色々な点で実りの多い論争だと思います。要するにグンゼの35番で塗らずに自分でよく考えよう、ということなのです。モデラーとしては、ね。
- 量産初期の30機くらいが灰色の上に表面保護のためにワニスを塗って緑がかった飴色に見えたとか立ち読みした本に書いてありました。
- ワニスについては誤りだったということで落ち着いたようですね。
- 「誤り」で一件落着なんですか。ふーん、それは勉強になりました。まあ、塗装に関してはそれほど注意深く追っているわけではないのですが。(淳)
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