大津飛行場

[144] 大津飛行場こと大津海軍航空隊 投稿者:烈風天駆 投稿日:2001/11/04(Sun) 09:23:18
1 位置 
  滋賀県南滋賀町下坂本村(現滋賀県大津市際川陸上自衛隊大津駐屯地)
2 開設
  1941年5月、航空関係の予備武官を志す学生生徒に準備教育を施す機関、海軍予備航空団大津支部の施設、物件を海軍に献納。
  同年十月四日、暫定的に佐賀県鹿島航空隊大津分遣隊として発足。
  1942年四月一日、大津海軍航空隊として正式に発足。
3 役割
  霞ヶ浦卒業後の飛行術練習を担当する教育用水上機飛行隊。
4 設備
  格納庫二箇所
  滑走台
  士官舎、兵舎
  庁舎
5 戦歴 
  練習航空隊のため末期まで実戦参加なし、しかし昭和二十年「大津特別攻撃隊」が編成され、B29に水上機!による航空特攻を実施した模様。戦果は不明。
6 使用機材  
  旧式化した水上機が中心。ただし末期には実戦機の配備あり、強風配備の情報あり、真偽は現在調査中。
7 エピソード
  同基地の建設にあたっては、予定地の地主から強制的に土地買収が行われ、海軍側の一方的な値段で買い叩かれた(坪当たり三円八十銭、白米僅か十キロとほぼ同じ値段、農家のせがれとしては恐ろしい話である)

細かい間違いは発見次第訂正文を送ります              、


烈風天駆 > 配備機種一部判明です、終戦時、九十四式水偵23機、零式三座水偵20機、あと強風の配備もウラ取れました。 (2001/11/07(Wed) 21:21:13)
TRON > 終戦時の残存機の情報としては、九四式水偵23機の他、零式練戦11機、二式水戦1機というものもあります。 (2001/11/10(Sat) 19:33:10)
TRON > まあ、基地の性質上、零式「練戦」は「水偵」の誤植と思われますが。 (2001/11/10(Sat) 19:38:35)
TRON > なお、昭和19年8月に2機の強風(オツ-102、オツ-103)が配備されていますが、昭和20年4月に2機とも河和航空隊に転籍して2機とも防空戦で失われたということです。 (2001/11/14(Wed) 22:23:40)
TRON > また、米軍進駐後の大津飛行場の写真には少なくとも5機の瑞雲が写っています。 (2001/11/14(Wed) 23:34:29)
烈風天駆 > 配備機種、機数から見るに相当大規模な水上機航空隊のようですね。現在冊子をまとめた他校の先生に「航空特攻」の詳細を伺おうと連絡中です。 (2001/11/17(Sat) 22:04:57)