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> シュルツェンやアーマースカートはHEAT弾対策として考えるべきでは?
> ドイツ軍が使ったアーマースカートの中には金網でできたものもあります。
> 予備履帯では本体との隙間ができませんから、HEAT弾対策としては効果が見込めません。
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ご意見ありがとうございます。不思議に思えるのは「HEAT弾は怖くても17ポンド砲や85mm砲は怖くないのか」と言うところですね。逆に連合軍ではアーマースカートなどのHEAT弾対策の印象が薄いというのも気になります。
> > 土嚢や予備履帯の防弾能力はさておき、チャーチル戦車ですら装甲に満足していないイギリス軍に対して、ドイツ軍は戦車の装甲に自信を持っていたように見えます。これは気のせいなのでしょうか。それとも戦術などに起因する英独の戦車に対する価値観の違いなのでしょうか。
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> 運用目的の違い・・・特に火力の違いが大きいと思います。
> ドイツ軍の重戦車は火力が高く、より遠距離で敵を撃破できますから、装甲も近距離からの攻撃をそれほど強く想定しなくてもよさそうな気がします。
> 対してチャーチルは歩兵戦車です。
> 歩兵に随伴する移動可能なトーチカで、いわゆる機甲戦力としての戦車とは本質的に異なります。想定している交戦距離がドイツ軍のそれよりも短く、それだけ分厚い装甲が必要で、その代りに火力はそれほど強力でなくとも良い・・・・・のではないでしょうか?
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ドイツ重戦車は攻撃においる敵陣地の突破を想定しており、そのために100mと言う「強力な」(ドイツ的には厚い)装甲を施されています。結果的に火消し役としての対戦車戦闘が多かったのですが、ティーガー2の開発を考えるとティーガーですら「突破するにはまだ薄い」と考えていたように思えます。実際、ヒトラーはティーガー2の速度では迅速な突破が無理だと嘆いたようです。
しかし、ティーガーは前線の将兵には喜ばれました。やはり、おっしゃる通り距離での圧倒的な攻撃能力ですね。
チャーチル戦車が不思議なのは、2ポンド砲や6ポンド砲などの対戦車兵器に重点が置かれ、3インチ榴弾砲や95mm榴弾砲のCS(近接支援型)があまり製造されなかったことです。1943年秋から17ポンド砲装備が検討されたりすることも考えると、歩兵戦車の概念と同じくらい問題となったのはイギリスの火砲の進化の停滞に原因がある気もします。
貴重なご意見ありがとうございます。
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