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おっしゃる通り、現場での判断を要求されない敵地攻撃であれば、ステルス巡航ミサイルの方が安価でしょう。そして有人機に求められる機能は現在の大型爆撃機と汎用機の担っているものであることにも同意いたします。
しかし、一方で私は今後汎用機が存続し続けられるのか疑問を抱いています。ステルス化と両立できず、戦闘機としての能力が(妥協の結果)放棄されるのではないかと。
ステルス巡航ミサイル又はステルス機による攻撃を防ぐことができない状況において、軍用機はより攻撃に対して強靭であることが求められると予想しています。例えば
・後方の無事な基地から作戦を実施できる航続力
・高速道路等を転用した臨時基地から運用できる離着陸性能
どれも、戦闘機としては無駄な機能です。
現在のステルス汎用機も、戦闘、攻撃、ステルスの3要素の調和に苦労しているように思えます。この状況でさらに制約が加わった時、ステルス汎用機は戦闘機として機能を失い、成立しなくなるのではないでしょうか。
特に後追いでステルス機を開発、導入する立場にある国においては、早急な戦力化のために戦闘機としての機能を妥協した、ステルス攻撃機(名目上は戦闘機かもしれませんが)が戦力の中核になるのではないかと思います。
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