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BUNさま、ご丁寧なメールをいただき、
有難うございました。
> 固定された陣地への近接火力支援は第一次世界大戦でも5分以内、といったレベルが達成されています。
FACの要請で500ノットで急行したとしても、
5分だと40マイルに1機必要ですね。
滞空時間を多めに4時間とすしても、
1日に6機を対空させることになります。
B-29の時代には、補給の問題だけでなく、
実現不可能な妄想なのはよくわかります。
有名な、ベトナム戦争でのB-52のSACは、
本当にまじめにやったのかどうか、
とても、そのままでは信じられません。
時代が下って、湾岸戦争やOEF/OIFで、
精密誘導爆弾を使用できるようになって、
初めて、大型爆撃機によるCASが
可能になったのだと思います。
ダッシュ速度も何倍にもなりましたし、
滞空時間もだいぶ長くなったようです。
> 航空機の近接航空支援が意味を持つのは重厚な野戦砲兵火力が望めない場合と、即応性と火力発揮の機動性に価値が見出せる場合で、即応性も火力発揮の機動性もない重爆で賄えるのはいつの世も阻止攻撃だけです。
武器よさらばの時代ならともかく、
今なら、火力支援をしたとたんに、
敵から、正確な反撃を受けるはずです。
反撃されるのを覚悟で火力支援をするのか、
撃ったら、自走砲ですぐに移動するのか
どちらを優先するのでしょうか?
撃ったらすぐ逃げ回っているだけでは、
次の適切な砲兵陣地を設置するには
かなり時間がかかるように思いますが、
5分で対応は、何度できるでしょうか?
> B29クラスの重爆がそれに備えるというのは無理であるという以上に費用対効果で論題です。B52にしても同じです。
> 近年、有人攻撃機への評価が芳しくないのは大型爆撃機よりも安価な小型機ですら目標に対して高価であり過ぎるためです。
朝鮮戦争でB-29によるCASまで行ったのは
それだけ、国連軍が必死だった証拠の
一つだと思います。
兵站基地としての日本があったからこそ
可能だった作戦だったのでしょう。
ベトナムでのB-52でのCASは有名ですが、
詳細はどこにも見つかりませんので、
どこまで本気でやったのかは
とても疑問が残ります。
時代が下って、湾岸戦争やOEF/OIFで
精密裕度爆弾が使用できるようになり、
ダッシュ速度も何倍にも速くなって、
空中給油で滞空時間もながくなって、
初めて、大型爆撃機を使用しての、
CASが実用の域に達したのかもしれません。
なお、最近のトレンドの無人小型攻撃機ですが、
1)とにかく最初から無人機を開発していて、やっと攻撃用無人機と搭載兵器とのマッチングができようになったのか?
2)有人機用の精密誘導兵器を開発ていたところに、これなら無人機にも搭載できるではないかと、後から攻撃用無人機を開発したのか、どちらが主なのでしょうか?
私は、予算上は、後者だったと思っています。攻撃用無人機を開発して、ポシャったら、UAVの予算はかなりけずられることでしょう。
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