|
> 丁寧な解説有難う御座いました。
> 試製大威力10糎カノンと長10糎が従姉妹だとは知りませんでした。
> あの陸海軍の事ですから、まるで別の物だと思っていました。
従姉妹「みたいなもの」です。機械には血縁があるわけじゃないですからw
日本では砲内弾道や製法に関しては陸海が密接に協力しあってますので、似たようなスペックの砲は同時期の陸海のなにかと関連性が無いほうがオカシイと考えて宜しいかと。
> 重量の件は、どこかで試製10糎戦車砲の砲身重量が2tで砲重量が4.7t。長10糎の方が砲身重量が3tで砲重量が7〜9tというのを見たので気になっていました。
> 同じ様な物の筈なのに随分差が有りますよね。
砲身重量は尾栓を含むのかどうか、そして尾栓の形式や構造でも随分と変わってきます。もちろん長さが違えば素の砲身の重量だって違ってきますし、砲システム全体になると砲架や装填装置等も加わってきますので用途等が違う火砲を直接そのまま比較するのは難しくなります。また艦載砲と陸砲では重量軽減努力の熱心さも全然違うので、そこらも差になってきます。
なお車載砲でネックになるのは重量ではなく、操砲スペースや反動の大きさです。たかが3トンや5トン、そこらの中型トラックが普通に積む程度の重さですから馬力のある戦車に乗せること自体は特に問題にはなりません。問題になるのは強烈な反動をどう殺すのかなんです。
|
|
|