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> わたしも、日本の国土全てを、早期警戒機でカバーするのは無理だと思います。
> しかし、実際には、緊張が高まっている地域、あるいは交戦状態の地域は、
> ある程度範囲が限られてくるのではないかと思います。
逆に、お考えの早期警戒機 + 長射程AAMが何機あればどのくらいの範囲の防空ができるのでしょうか。
また、早期警戒機のような重要目標が迎撃に出てきてくれるなんて、交戦相手から見たら鴨がネギ背負ってやって来るようなもんだと思いますがいかがでしょうか。
> 発射時に、母機の運動エネルギーがミサイルに加算されるという意味でしょうか。
> 母機よりもAAMの速度はかなり高いので、その寄与するところは小さいように思います。
>
> >相手方のミサイルのエネルギーを消耗させることが出来る
>
> ちょっと理解しかねますので、ご説明いただけないでしょうか。
> 「エネルギー」とは、ミサイルの運動エネルギーでしょうか、
> それとも弾頭の炸薬の熱エネルギーでしょうか。
ここでいうエネルギーは、AAMの運動エネルギーと位置エネルギーです。そのもとは、母機から与えられたエネルギーとロケットモーターの燃焼によって得られるエネルギーです。
母機が与えるエネルギーの寄与の大きさは、AAMであるスパロー、サイドワインダーと、それらをSAM化したシースパロー、チャパラルを比較すれば明らかだと思います。これらSAMの射程は、原型のAAMの数分の一にしかありません。
AAMのロケットモーターが燃焼するのはその飛翔時間の一部に過ぎず、燃焼後はその時点で持っている運動エネルギーと位置エネルギーを使って飛翔することになります。フェニックスの場合、発射直後80000〜100000フィートまで上昇し、その高度で加速し、モーターの燃焼終了後は滑空飛翔しながら目標に向かいます。目標が回避機動を行えば、それに合わせてコースを変更するためエネルギーを消費させられ、飛翔可能な距離が減少します。実際、AAMを使用するときには、目標が直線飛行する場合の最大射程とは別に、目標が機動飛行した場合の最大射程(当然前者より短い)がFCSにより計算されます。
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