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> 敵機に回避行動を強いることで、第一撃は少なくとも拒止できるわけで、それなりに役に立つのではないでしょうか。
フェニックスミサイルの最大射程は140kmですが、実際の交戦距離はその半分以下と言われています。つまり多く見積もっても70km。
標準大気でのマッハ1は1225km/hですから、戦闘機はそれくらいの速度で追撃可能なわけです。
対してE-767等の早期警戒機の最大速度はだいたい800km/h。全力で逃げる早期警戒機を戦闘機がマッハ1で追撃して相対速度は約400km/h、距離が70km/hなら追いつくまで時間にして10分強といったところです。
警戒機が撃った長距離ミサイルを回避するタイムラグがあるからもっと時間&距離は稼げる・・・と思われるかもしれませんが、戦闘機側も中距離・短距離のAAMを積んでいるんですから、追撃に要する距離&時間は警戒機をAAMの射程に納めるまでなので、逃げるための時間&距離を稼げると断言できるほどの効果が長距離AAMにあるとは思えません。
70kmも離れていれば有視界外と思われるかもしれませんが、高度と気象条件によっては視認できる可能性もあります。ましてやミサイルぶっ放してるんですから、燃焼ガスの尾をたどればおおよその発射位置はわかります。
> はい、ただ、当方で早期警戒機を滞空させておけば、応援に自軍の戦闘機を呼ぶこともできるわけで、ますます不確定要素がふえるかと思います。
自軍戦闘機を頼りにできるなら、そもそも早期警戒機がミサイルを発射しなければならない状況にはなりません。
早期警戒機が自らミサイルを撃たねばならないということは、既に味方戦闘機を頼ることができない状況に追い込まれていることを示していると考えるべきです。
> ほんとにサイドワインダーを自衛用に使う場合というのは、自軍の戦闘機を呼び出したけど、来るまで時間がかかる、という相当せっぱつまった状況ではないかと思います。
400km先の目標を見つけることができる早期警戒機がそこまで敵戦闘機に追い込まれるという時点で詰んでいます。
> フェニックスで先制パンチを食わせ、敵機に回避行動を強いることで、第一撃は避けられるわけで、若干有利になるかも、という気もするのですが。
雉も鳴かずば撃たれまい
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