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空冷星型が胴体前部にある形態ではおっしゃるとうりエンジンカウル内での加熱は抵抗が増えそうな気がします。
では液冷でP51のようなレイアウト、流路を持たせたときはどうでしょうか?
プロペラの軸はエンジンの上部にあり胴体下部のインテイクはプロペラの中心から離れていて、プロペラ後流の影響のある位置に開口、境界層も排除されていて、
高速全開時のインテイクの対気速度はラムジェットエンジンの始動に必要なマッハ0.5を超えていてラジエーター通過時に発生する抗力に対してけっこう押し込まれそう。
ラジエーターの構造が冷却液を通す一本一本の平たい液路断面が平行ではなく、後方で広がるようにする等して、ラジエーター本体通過時の冷却空気の流路が加温と同時に拡大するくさび状になるようになってたら、冷却空気が温度上昇に伴って膨張してその分空気が通りにくくなってしまうということをさけられそうです。
そして、摩擦損失を無視したらですが、全部ひっくるめるとななめ前向きとなる放熱面の内壁は、冷却空気の流路断面が広がっても膨張によって圧力を維持し、その方向はななめ前向ってことになりそうです。
ところが、おそらくですがラジエータは平行な板状の管で、そうはなってません。
(外形が箱型だから。中は分からないが流路が拡大するようになってたら台形になってないといけない思う)
でもマーリンのP51とスピットファイア、性能差がメレディス効果と言ってる人はネット上等でも結構いるようです。私は英文がよくわからないのでよく分からないのですが・・・・
イスパノHA-1112-M1Lというbf109にマーリン 500/45つけたのもありますがやはり差があるみたいです。
ここで憶測ですが、P51にしろLaGG-3にしろ、開口部からラジエーター本体まで流路が大きく拡大していますが、この区間の内壁はななめ前向きで押し込まれた圧力は斜め前向き
インテイク開口部より後部開口部は断面が大きくても、加熱膨張しているので圧力の低下はない
ラジエーター本体の前面は圧力を受けるが後面も圧力を受け、抜ける間に加熱膨張しているので圧力は低下してない
ということで摩擦損失を無視したらですが、全部ひっくるめるとななめ前向きの圧力を受けるってことにならないでしょうか?
これが圧力損失を上回るかどうかは分かりませんが、ガソリンエンジンの熱効率は2割から3割程度だった思いますが、プロペラ回すより大量に廃棄されてる熱エネルギーを少しでも回収できたら大きいってことはないでしょうか?
ジェットエンジンの燃焼器やフレームホルダーだってそれなりの圧力損失を生じてるってことはありませんか?
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