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> 同年6月からレインボープランの策定が行われ、大まかに5つの方針が想定されていました。チャーチルとルーズベルトの会談の結果
それは違いますよ。
チャーチルとルーズベルトの会談が行われたのは、真珠湾奇襲の2週間あとですよ。
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> 米軍が欧州を優先したというのは、真珠湾攻撃の影響を受けた結果の一つでしかないのですよ。
真珠湾攻撃にもかかわらず、欧州優先が確認されたわけですね。
チャーチルは米国の欧州参戦をのぞんでいたのですから、太平洋なんて後回しでいいのです。
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> > 米国が戦争を仕掛けて得るものはほとんどありませんよ。
> > げんに、中国は蒋介石に援助するだけで、米軍が介入することはなかった。
> > あ、フライング・タイガースがありますけど。
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> 日本の対米開戦が無ければ、史実のドゥーリットル爆撃のように爆撃隊が米空母から発艦し、日本を爆撃してから中国へ向かうという計画も存在しています。
> が、そんな些末なことはともかく対枢軸参戦はほぼ既定路線でした(ただし、米国民は知らなかった)し、前述のとおりレインボープランでは本来対日戦を先に片付けることが有力視されていました。
でも、チャーチルとの会談の結果、それは覆されたわけでしょう?
せっかく真珠湾を攻撃してあげたのに、振り向いてもらえなかった。
太平洋なんて、裏庭なんですよ。
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> > 浅学にして「周知のとおり」を知りません。
> > ご説明願いたく。
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> 12月を逃せば北太平洋は冬を迎え作戦遂行が困難になり、春まで太平洋北部での積極的な作戦を展開できません。
> 対して侵攻先の太平洋南部は気候が安定しているので作戦遂行は問題ないのですが、これは敵にとっても同じです。
天候がどうしたとか、まったく戦術的な判断ですね。
もうちょっと気のきいたリクツを期待していましたが。
> 戦争は必ず強い敵から倒さなければならないわけではありませんし、経済は利益の絶対額だけで評価されるわけでもありません。
でも、現に欧州優先ということになったのですし。
日本軍は連戦連敗の弱敵だったでしょう?
後回しでいいんですよ。
それに、経済は貿易の絶対額で評価できると思いますよ。
> 産業を興すうえで重工業と軽工業では利益の総額が大きいのは間違いなく重工業です。しかし、明治から戦前までの日本でも他の発展途上国でも投資家は軽工業へ投資したがり、政府が何らかの施策で誘導しなければ重工業への投資は集まりにくい。
> あなたのいう事が正しいならば、こうした事象は不条理そのものであり起こらないはずですが、現実にはそうした事象が起きています。そこにはそれなりの理由がありますが、あなたはそれを無視しているように思えます。
軽工業と重工業の話が唐突にでてきましたね。
ご説明願いたく。
> そもそも、そこまで貿易額の規模が重要ならそもそもモンロー主義が採用されること自体があり得ません。最初から欧州に積極介入していたはずです。
モンロー主義が意味するのは政治的中立です。
そして、それを放棄したとき、最初に介入するのは欧州と決めたわけです。
> > いえいえ、それまで米国は対独宣戦すらしていなかったのですよ。
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> 対独参戦がモンロー主義とそこまで密接な関係があるのなら、なぜ真珠湾攻撃の前年から米国は戦争の準備を始めていたのですか?
軍隊は自らの存在理由を常に必要とするのですよ。
「米国が」ではなくて、「米国陸海軍が」準備していたのですね。
日本では陸軍がソ連を、海軍が米国を仮想敵にしていたように。
> 米国はWW1でも対独参戦しましたが、あれはどう説明されるのですか?
ウィルソン大統領の方針ですね。
「正義は戦争に優越する」
という。
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> > でも、彼らは関与したがった。
> > 「統帥権干犯」が殺し文句ですね。
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> 統帥権云々は政府が軍人に介入しようとしている時の話ですね。
> 海軍についていえば、海軍軍縮条約の交渉時期にありましたが、それは対米開戦を促すような場面であったのですか?
ちょっと理解できませんのでパス。
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> > そうは思えませんね。
> > ではなぜ、負けるに決まっている戦争をはじめてしまったのでしょう?
>
> ひょっとして開戦の責任が日本にだけあると考えているからそういうおかしな疑問から抜け出せないのではありませんか?
開戦に踏み切ったのは日本です。
開戦の責任は日本にあります。
米国が先に手を出させたのは、うまいやりかたです。
>
>
> > その「目的」は全く無意味だったわけで、進出した南方を確保できたのは、たかだか3年に過ぎない。
> > 3年のために260万人を戦死させる意味は全く無い。
> >
> > そもそも、奇襲をやったのは、正攻法ではとても勝ち目がないからでしょう。
> > 小手先を弄したところで、どうにもなりません。
>
> 勝ち目があろうが無かろうが始まってしまった以上は戦わなければならないのが戦争です。
このロジックには飛躍がありますね。
勝ち目が無い戦争はやめなければいけない。
> 日本政府は「日本必敗」を理解したうえで開戦に踏み切っています。
> つまり、問題の根本は政府や国民、もっと言ってしまえば日本全体にあるのです。
そういう「みんなが有罪なのだから、みんな無罪だ、なかよくしようや」
という、日本流議論がまかりとおってしまうのが問題なので。
当時の民衆にどれだけ政治的な力があったというのでしょう。
大政翼賛会のあとで抵抗を続けたのは共産党と創価学会ぐらいなものでしょう。
> なのに、なぜあなたはその責任がすべて真珠湾攻撃に集約されるかのように言われるのか、私には全く理解できません。
だって、真珠湾攻撃は、米国と全面戦争やりますよ、というサインだから。
もう、外交や局地紛争で終わらせるつもりはないですよ、というわけです。
>
>
> > いえいえ、真珠湾を攻撃するというのは、米国と全面戦争にはいることと同義です。
>
> 私は対米全面戦争に入らないなどと言っていませんが、この言葉はどういう意味で書かれたものですか?
でも、真珠湾攻撃と対米戦は区別されるべきだとおっしゃっている。
>
>
> > 「先手必勝」の意味がわかりませんが。
> > あっという間に負けてしまったのだから。
> > 警備兵力に毛の生えた程度の場所に乗り込んで「戦果」といわれてもねえ。
>
> 強い敵を避けて防備の弱いところを突くのは戦の常套ですよ。
> 敵が守りを固める前に可能な限り地歩を稼いで、防備を固めるのは当然のことです。しかも、その地域には日本が欲しかった資源があり、かつその策源地を守るための陣地を構築するための土地でもあったのですから。
> 日本は南方へ進出しなければ戦争継続のための資源を手に入れる目途さえ立たちません。そして南方へ進出するための一番の障害は米太平洋艦隊です。
それが間違い。
日本が資源を求めた地域に、米国領はありません。
> 対米開戦が決定した以上、ほかにどんな手段があったというのですか?
> 「目的」は全く無意味だったという評価を下す以上、他により有効な手段があったという確信がおありだと思いますので、是非ご披露していただきたく思います。
対米開戦を決定すべきではありませんでしたね。
仏印撤兵、満州を除く大陸からの撤兵。
できない相談ではありませんよ。
>
> > 第三国経由で、どうにでもできたでしょう。
> > もちろん、スポット価格で、おそろしく高くついたでしょうけれど、それでも戦争を始めるより遥かに安価である。
> > 当時のオランダは、亡命政府がロンドンにあるだけで、何の力も無かったのだから。
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> だから、どこの国から買えたというんですか?
> どこの国でとれた石油を、どの国を経由して買えたんですか?
> オランダは亡命政府があるだけとは言っても、交渉権は蘭印総督が持っていましたし、その総督との交渉は失敗しているんですよ。
いいえ、あきらめたというのが正解でしょう。
儲けがあれば、売ったでしょう。
イギリスは、イタリアにRe2000戦闘機を60機、注文しています。
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> そもそも、このスレッドは真珠湾攻撃の是非を扱うものであって、対米開戦の是非を問うものではないと思います。
> なぜ、対米開戦の是非と真珠湾攻撃の是非を一緒に扱っているのですか?
> 両者が次元の異なる話であることは理解しておられますよね?
いえいえ、真珠湾を攻撃するのは、対米開戦と全く同じ意味です。
真珠湾を奇襲すれば、それでオワリ、ではない。
あれを起点に、日本軍の連戦連敗がスタートするのですから。
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