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> 国際連盟は何もできなかったでしょう?
> 枢軸国は全て戦争を始めていて、「国際社会全体で解決」したことなどなかった。
国際連盟が何もできなかったのは結果だけの話です。
何もしようとしなかったわけではありません。
> 「共通認識」ではありませんよ。
> 現に戦争をはじめているのだから。
その評価軸では、今現在でも「共通認識ではない」ということになります。
枢軸国はいずれも一度は国際連盟に加盟しており、そこのある理念は理解しています。ただ、自らの意志でその枠組みから飛び出したというだけで、自分たち以外(つまり国際社会)が国際問題には当事国だけに任せずに全体で介入しとうとするであろうことは理解しています。
> 政府は軍の意向に沿って動いていたのですし、真珠湾奇襲というプランは山本五十六が案出したものでしょう。
別のレスですでに回答していますが、政府が軍の意向に従って対米開戦を決断したという事実はありません。
> 蘭印か、スウェーデンかスイス経由でアメリカだって売ったでしょう。
> げんに鉄鉱石の輸入は可能だった。
> 「ABCD包囲網」とは、日本の政治家が考えたコトバです。
> イギリスはドイツの本土上陸におびえ、オランダは亡命政府がロンドンにあるだけで、なんの力もない。
> 中国では国共合作は実現したが、大陸から日本軍を叩き出すことはできていない。
> 真に恐るべきはアメリカです。
蘭印との交渉は失敗して必要量は確保できませんでした。そして蘭印は米英の石油の全面禁輸と同調し、対日資産凍結と民間石油協定の停止を行っています。
日本は三井物産の力で民間ルートでの石油輸入を画策しますが、すべて失敗しています。
> その、もっとも忌避しなければいけない国と開戦してしまった。
> 本当に愚行です。
>
> 「ABCD包囲網」なんて、被害妄想ですよ。
>
> だいいち、日本が資源を求めた地域に、米国領は無いのです。
被害妄想ではなく、明確に意図して行われたものです。
開戦の是非についていえば、確かに愚行でしかありません。ですが、それはこのスレッドで扱う議題ではありません。
> そのような考え方もまた、「あなたの頭の中だけで成立する理屈であって、世の中の一般常識には適合しないものだと思います。論理的ではなく、感情的、あるいは感傷的なモノの見方でしか」ない、
> とも言えます。
> そうでないとは、絶対に証明できない。
たしかに、世の中には不条理なモノの考え方をする人はたくさんいます。しかし、それは例外的な存在であり、ほとんどの人は物事を順序立てて考えます。
軍人は上官の命令には従うものです。そして、その命令に従った結果生じた責任は、命令した者が負い、命令を受けて実行した者が負わされることはありません。それが原則です。むろん、しばしば原則が捻じ曲げられることはありますが、それは不正であって、本来あるべき姿ではありません。
しかし、あなたは率先してその不正を働いていらっしゃる。
> そうとも言えない。
> 独仏のファニー・ウォーのような状態が存在しうる。
> 全面戦争が不可避という見方は間違っていますね。
独仏の状態は両者の間に船倉の準備が整っていなかったために生じた一時的な状態に過ぎません。
ドイツはポーランド制圧を終えていませんでしたし、英仏は戦力の動員が間に合っていなかったから、激しい衝突が起きなかっただけのことです。
全面戦争が起きないという根拠にはなりえません。
> 日本政府は、日本陸海軍、財閥の意向を受けて、開戦に踏み切った。
> 日本陸海軍が反対していたら、戦争など起きなかったでしょう。
もう少し、陸軍や海軍の内情について調べてみることをお勧めします。
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