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> 日本:「日本の生命線」と内外に喧伝した満州の保全が日本帝国の命題ですが、満州保全のために中国へ武力侵攻する必然性はよくわかりません
わたしも、どうして日本が大陸に大兵力を展開していたのか、わからないでいますし、人にも説明できません。
当時の中国大陸にはさしたる資源も無いし、貧しい農村が多くて市場としての価値もない。
そこに大兵力を送り、何度も包囲殲滅を試みるが殆ど失敗している。
武漢三鎮攻略以後は、戦略目標も無くなってしまった。
そこで大陸打通作戦などをはじめてしまう。
ので、仮説を提出してみます。
景気対策だったということです。
WW1で生産設備は猛烈に膨れ上がり、米国は膨大な利潤を得て、つかの間のゴールデン・トウェンティを謳歌できた。
しかしWW1が終結したあと、戦時需要は無くなってしまい、ビッグ・シュリンクが起こる。
生産能力は過剰、貨幣は過剰、労働力も過剰、資本も過剰、ということになってしまい、世界恐慌になってしまった。
それで、各国とも、軍拡に走ったんですね。
なんと、人民戦線のブルムでさえ、軍拡をやった。
その上で戦争をやれば、戦時需要ができて、全て解決できる。
WW2は必然だったかもしれない。
日本の場合、やや特殊なのは、食料を現地調達していたということです。
内地でも戦前から米が不足していて、仏印、中国、朝鮮から輸入していた。
おもしろいことに、どの国でも産業革命をやると、かならず人口が増えるんですよ。
農村の余剰労働力は都市に移動すればよいが、都市で労働需要が無ければ行きどころがなくなって、スラムができたりする。
日本も、その例にもれず。
だから、余剰労働力たる農家の次男坊、三男坊を大陸に送って自弁させていた、というのが支那派遣軍の実態だったのではないか。
ということで、ご意見ご批判をお願いします。
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