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> ボアアップにしろストロークアップも圧縮比が変わるので燃焼室の設計から変更しなきゃいけないんですよ。
いや、金星をボアアップするならそうなりますか、火星のシリンダを取り付けて、同じ燃焼室をつかうなら圧縮比を火星の6.5に落とす必要がありますね。
ですが、他はそうとも限らないんですよ。
瑞星エンジンを、ご存知ですか?
金星をそのままストローク130に落としてそれ以外の部分を共用して出来たエンジンです。
火星の場合、BMW801のシリンダを持ってくれば、圧縮比は6.5で同じですしストロークが大きくなるだけBMWより年少条件がゆるくなる可能性があり、
BMWの燃焼室が弁関係の変更が無い限りそのまま使える可能性は大きいのです。
> それなりに時間のかかる作業でベースのエンジンの素性が良ければ期待通り出力アップするかもしれませんが出力特性が変わったりしますので求める性能と違うエンジンになる可能性もあるのです。
それは使い方しだいになるでしょう。
味付けしだいですよ。
> それよりも回転数やブーストを上げる方が手軽で簡単に出力を向上させるには手っ取り早いです(クルマのプライベートチューンでも定番ですよね)
それが出来れば苦労は無いのです。
良質のオイルとハイオクタン燃料が使えれば、それは正解です。
それが無いのですよ。
例えば、栄は工場ベンチですが、アメリカ製上質のオイルと100オクタン燃料に水メタノールを噴射して3000回転で1500PSを初期の段階で出しています。
その総てが確実に供給できますか?
火星も2800回転で焼きつき起こしてます。
オイルが良ければ、無かったかもしれません。
大馬力の基本は、大排気量です。
気筒を増やすこともありで、実際そうなってますが、複雑化し必要部品も増えて実際の生産も大変です。
14と18では、必要な部品精度も違ってきます。
更に、点火プラグの生産がネックになるでしょうしね。
栄と金星なら別の方法もあります。
二つとも棄ててしまえばよいのです。
火星を1800PS出て安定した時点で、ストロークを150に縮め瑞星と同じに小型化すればよいわけです。
搭載する栄や金星の取り付け部を大改造しなくてよいようにしとく必要はありますが・・・・。
元ねたが、金星の改良大型化で、瑞星でノウハウもある、そう難しくも無いでしょう。
栄クラスの大きさで、その場で1500PS近くいや以上出るでしょう。
ですが、これ、おいしくないんです。
理由は、重量です。重さが火星と同じになるんです。
ツインワスプやハ109とは同程度なんですが、金星の62や栄のボアアップに比べるとね・・・。
> そういう点で金星や栄や火星の改善による性能アップと栄の18気筒化による誉の開発は当時としてはベターだったと思いますね。
まあ、他の可能性の一つとしてみてください。
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