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> キシーさんと似たような感じです。
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> 航続力と速度を優先するために、小さい爆弾しか持っていけないのでは、爆撃専用の機体を作る意味がない。
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> 爆撃は、砲撃と同じように、一度に大量にたたきこむのでなければ。
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> 戦闘機を振りきれる爆撃機はできなかった。
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> 日本は、ソ連のSB爆撃機の悪夢がインプリントされていて、方向をあやまったのではないでしょうか。
現代のように航空機の重量が増え、滑走路の破壊が極めて大きな影響を持つのであれば大型爆弾の搭載も考慮されたでしょう。
しかし当時の航空機では滑走路破壊は余程大規模(それこそ滑走路の数割を破壊しつくすレベル)でなければ離発着能力を奪い去る事は難しく、それも舗装を施された滑走路であれば効果的(かもしれない)というレベルでは?
必要とあれば広大な野原を野戦飛行場として使用するであろうソ連軍に対し、大型爆弾を1発積んだ所でさしたる効果があるとも思えません。
爆撃機数百機の大編隊で1トン爆弾を雨霰と降らせるなら兎も角、現実的に揃えられる機数でそのような事は不可能でしょう。
一度に多くの爆弾を叩きこむ場合、目標によっては小型爆弾の多数投下で広範囲を薙ぎ払う方が目標達成のためには効率が良い、それだけのことではないでしょうか。
数値だけを見て優れているとかどうとか、無意味だと思いますよ。
兵器ってのはまずもって使用する前提条件があって開発されるものなんだから。
てか、九七式重爆って出現時期を考えれば相当な高速で、ノモンハンでもソ連の戦闘機は後方から追いすがる形での迎撃ばかりであまり有効な攻撃を行えなかった筈ですが。
加えて九七式重爆の最大爆弾搭載量1トンは250kg爆弾×4を「爆弾倉に搭載した場合」の最大量を示すもので、搭載能力の限界を表したものでもない。
やろうと思えば機外搭載なんかと合わせて搭載爆弾を増やす事は出来たんじゃないでしょうかね、航続距離と速度を失う事で開発本来の目的に使用出来なくなるでしょうけど。
傍証として、ミッドウェー作戦で同島を攻撃した艦攻隊は80番通常爆弾、艦爆隊は25番を叩きつけていますが、小さな島であるにも関わらず基地機能は奪えずに終わってますね。
個人的には九九艦爆と九七艦攻に陸軍の対飛行場攻撃用爆弾であるカ四弾(50kg)を搭載限界まで積んで地上施設を焼き払っていたらどうなったかな、という事に興味があります。
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