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> > なるほど。
> > 九七式重爆の自重に対する全備重量に小ささや翼面積の大きさは、
> > 離陸距離の制約からきているのですね。
> > 良い勉強をさせてもらいました。ありがとうございました。
> >
> > 離陸距離の要求仕様は陸軍と海軍では違うのも当然かなとも思います。
> > 軍の要求仕様書などが残っていれば、見てみたいものです。
>
> それはあまり良い勉強じゃないですよ。
>
> 同年代の欧米爆撃機の代表的存在として
> 英空軍の主力爆撃機ウエリントンと比較すると
> 九七重、一〇〇式重ともに翼面積はほぼ同じで取り立てて大きくありません。
> 自重は日本の方が軽く、従って搭載量も劣っていません。
>
> またウエリントンの要求仕様であるB.9/32による離陸距離の要求は600ヤードですから
> これも日本陸海軍の要求と大きく変わらないものです。
> 英国でも日本でも野戦飛行場の滑走路を最悪この程度と想定しているからです。
>ウエリントンの要求仕様であるB.9/32による離陸距離の要求は600ヤード
良い勉強になりました。ありがとうございました。翼面積の数字をご存知なら、
おしえて頂けるとありがたいです。(wikiには載っていませんので。)
600ヤード(約550m)の離陸距離は大型機にとっては、非常に短いですよ。
BUNさまのこの書き込みは、
ぱぴーさまの最初の書き込み、(九七式重爆を想定していると私は解釈しますが。)
「日本の爆撃機の搭載量が小さい最大の原因は短い離陸距離の要求によるものです。」
が正しいということになりますよね。
「ウエリントンの離陸距離の要求仕様は、九七式重爆に似ている」
ということを示されただけですよね。
大型爆撃機のボトルネックは離陸距離だと思います。大馬力のエンジンで引っ張っても
機体が重いから加速度が小さく、離陸速度に達するまでに時間がかかります。時間の2乗
に比例して離陸距離が長くなります。
エンジンは機体を最大速度まで引っ張るパワーを持っているので、滑走路さえ長ければ
最大離陸重量は空虚重量よりかなり大きく出来ます。離陸速度の2乗に比例して離陸重
量を大きくできます。
B25のスペック(wiki)が、空虚重量9,580 kgで最大離陸重量19,000 kgとなっているの
は、離陸距離を長く設定しているからでしょう。
欧州、日本陸軍、日本海軍及び米国の爆撃機の離陸距離の要求仕様の数値を実際に並べて
比較すると興味深いのではないかと思います。
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