|
> 前提条件を逸脱すべきではありません。あくまでも「現実に就役したのが長門型ではなく他の艦種が2隻だった場合」なのですから、就役が遅れることは考慮しなくていいのではないでしょうか。
いや、だからそれは成立しないんですよ
> もう一度言いますが、投稿者が知りたがっているのは「天城や加賀は、どのように改装されたでしょうか」であって、「史実よりも遅れて建造されたら」という点は考慮に入れるべきではないでしょう。ここでは「天城型もしくは加賀型が長門型の代わりに建造され、かつ完成日は長門と同じ」で論ずる方が良いのではないですか?
>
> そもそも、天城や加賀と長門とを比較して、建造スケジュールに影響を与えそうな根本的な違いといえば、主砲数と舷側傾斜装甲ぐらいでしょう?史実の長門の竣工から、そんなに大幅に遅れるような要素でしょうかね?
既に他の方が書かれていますが、長門型と天城型/加賀型の違いはそんな単純な話ではありません。
各コンポーネントの開発スケジュールとの兼ね合いもありますし、天城型や加賀型は長門型より集中防御をより極端に進めていて基本設計から異なるのです。そして、その違いは長門型の開発経験を踏まえたうえで行われたものなので、同時開発というわけにはいきません。
長門型の代わりに天城型や加賀型を作れば、史実の長門が完成したのと同じ日程で加賀型や天城型が出来るってほど、単純な話にはならないんですよ。「ドイツはどうせ再軍備宣言したんだからシャルンホルスト型を作らずに英独海軍協定締結前にいきなりビスマルク型を作っていれば・・・」と言ってるようなものです。
未成艦の仕様を想像するだけなら、まだ「八八艦隊が丸ごと成立していたら」の方が難易度は低いんです(ただし、その場合は近代化改装はほとんど行われない)。
長門型のスケジュールで天城型/加賀型を成立させるなら、不完全な集中防御と非力な機関のせいで、半端な装甲防御と低速な船体に過剰な武装を乗せたバランスの悪い(およそ、平賀譲らしからぬ)低速巡洋戦艦もどきにならざるを得ないでしょう。
スレ主が想像するような高性能高速戦艦は却って成立させられなくなってしまうんです。
平賀譲が急死するなどして藤本喜久雄に設計が任されることになったのならカタログスペックだけでも無理矢理成立させていたかもしれませんが、公証と実態との間に幅のある船になっていたでしょう(あるいは嵐で大破するか)。
いずれにせよ、そんな艦はスレ主が想像している天城型/加賀型とは大きくかけ離れた代物でしかありません。
|
|
|