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本来ならば、もう少し前提条件を詰めてもらわないことには
ifの成立の余地はありません。投稿主自身が言う通り、
八八艦隊を揃えた日には、日本が財政的に破綻していた可能性が
きわめて高いと思われます。
しかし、まぁそういう面白くもない結論を出しては
ifの意味がありませんので、思考実験の一環として
・日本には八八艦隊を成立させるだけの建造資金があるものとする
・日本以外の国にも、日本に準じた金銭的余裕があるものとする
・ランニングコストは考えない
・技術などは史実通り、極端なオーパーツや超兵器は無し
という条件で考えてみます。
AnsQのほうでも書きましたが、八八艦隊が成立している世界とは
ワシントン条約(と、おそらくロンドン条約も)がない世界です。
・戦艦作り放題
・英米と日本の財政的な体力の違いから来る決定的な戦力差
これらを考慮すると、
日本が戦艦を捨てて水雷戦隊、そして航空戦力に主軸を移すのは
史実よりも早まった可能性が高いと考えます。
となれば、英米艦は早くから対空兵装が充実したことでしょうし
日本艦も同じく対空兵装を充実させたことでしょう。
前期艦はともかく、後期艦はかなり充実しただろうと想像できます。
しかし、大規模な改装をしたのか?というと疑問です。
「魚雷は大人になってから・番外篇」に以下のような記述があります。
日本の事例だと、新造戦艦が一定量揃うまでのピンチヒッターとしての意味合いが強い、だから条約期限が切れる直前までは戦艦の改造は熱心だったけど期限が切れた瞬間に新型戦艦の建造に切り替えた
条約が無い世界であれば、何の気兼ねなく戦艦を新造できます。
そうなれば、八八艦隊のフネをどこまで改装したか?と言われると疑問です。
おそらく、対空火器の増設程度の小改装はあったでしょうが、
戦力としての価値を引き上げるような改装はしなかったと思われます。
もっとも、戦艦を新造するよりは、空母の建造を行ったことでしょうが。
よって、結論としては
・全体として、対空兵装を充実させて建造されるでしょう
・前期艦は、航空機の発達に伴って対空火器の増設程度の小改装
・後期艦は、当初から対空火器をてんこ盛りにして建造。改装無し
・大規模改装をするぐらいなら、戦艦の新造を行っただろう
・戦艦の新造をやるぐらいなら、空母を作った可能性が高い
となります。
前提条件が異なれば、当然結論も変わってきますが
冒頭で掲げた条件だと、こうなるかと思われます。
むしろ、投稿主にお願いしたいのは
どういう世界で、どういう事が何年何月に起こり、
その時点での技術力はどうだったのか、
各国の予算はどうだったのか、
どこの国がどういう性能の戦艦や空母を何隻持っていたのか
etc
このあたりの条件を書いてほしいところです。
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