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> >まんまと手柄を奪われてしまいました。
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> 手柄が欲しいの?
ロシア政府から外務省を通じ防衛庁に、浮上不可能になった潜水艇を救助するための艦艇の派遣についての要請を受け、同日、防衛庁長官の命令により、事故現場から一番近いSubmarine Rescue Systems基地の横須賀より、潜水艦救難母艦「ちよだ」、掃海母艦「うらが」、掃海艇「うわじま」、「ゆげしま」の4隻が派遣されたのはご承知の通りです。派遣部隊指揮官、木下憲司1等海佐(第2潜水隊群司令)の元、防衛庁長官の命令一下、各国海軍の常識を遥かに超えた素早い緊急出航(能力を持っていた)した派遣部隊は、事故現場に着く前に、米英の空輸装備(これをロシアの田舎で運用するのも大変だった)の活躍で、状況終了。しかしならがら、海自の素早い行動に対して、ロシア大統領よりロシア連邦名誉勲章の伝達が行われた。
目出度いと言えば、こんな目出度いことはないことはないのですが、緊急出航した派遣部隊の隊員が払った色々な犠牲(人的犠牲は幸いに無かった)に比較して、マストに群司令旗と自衛艦旗を掲げた派遣部隊のクルー(特に飽和潜水のダイバーなど)は、どう感じたでしょうか?
自衛隊が活躍する際は、有事をはじめ、災害派遣など、国難の証拠であるため、やればできるとの、緊急出航の訓練に成功をしたと、自分たちも十分に満足したでしょうか?
それとも、世界トップクラスのダイバー達は、チェンバーだけでも空輸できていれば、米英がC-17からScorpio ROVを降ろすのにモタモタしている間に、飽和潜水でもっと速く救出できたのにと、歯ぎしりしていたのでしょうか?
日本の潜水艦救難システム(特に飽和潜潜水能力やDSRVの性能や操作性は世界一)がnot air transportableで、limited in area of operations by the speed and range of the MOSHIPsと評価されていますが、肝心の助けるべき日本の潜水艦には、実用上の航続距離に制限はありません。
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